天気 | 体調 | 気分 | 出費 |
---|---|---|---|
晴れ | 最っ高 | 普通 | \270 |
出発地 | 終着地 | 走行距離 | 走行距離(合計) |
道の駅かわうその里すさき | 道の駅ビオスおおがた | 207km | 3996km |
昨夜こんなことがあった。
僕が道の駅に着いて少ししたら一台の軽が同じく道の駅に入ってきた。
中から現れたのは、僕よりちょい下の男の子一人。
ナンバーを見るとその子は広島から来たらしく、多分道の駅での車中泊に慣れてないのか、ずっとキョロキョロみんなの様子をうかがってた。
けれどその子が車を停めた場所は、車中泊の人は絶対停めなさそうなポイント。
あまりにも車中泊に緊張してるのがミエミエで、僕は見てられなくなり、先輩風吹かして「そこに停めるのお勧めしないなぁ。」とアドバイスをしようかと思ったのだけど、なんつっても僕は人見知りだし、それにまた前みたいにコッチが勝手に勘違いして「あの、ここで車中泊ですか?」と話しかけて、「違います。」ブルルルルー。みたいなかんじになったら嫌なんで話しかけなかった。(4月27日参照)
けど夜寝るときそのことを考えていて、やっぱアドバイスしてやればよかったなぁと思った。
あのこかなり緊張してたなぁ。
もしたとえ僕の勘違いでも「旅の恥はかき捨て」で、話しかけてもよかったんじゃないかなぁ。
僕が車中泊はじめてのとき、そうアドバイスされたら絶対嬉しかっただろうし・・・。
よし!!決めた。
明日早く起きてその子に、旅人としてアドバイスをしてやろう!!
もしそうだとしたら、絶対嬉しいはずだ。
たとえ違くてもどんまいだ。
明日が楽しみだ。
そして今日朝僕は7時半に目が覚める。
いやいや、こんなの早起きでもなんでもないっすよ。
こんなん普通っすよ!!
だって僕旅人ですから!!えへへ。
さてさて、じゃあ、あの迷える子羊の「旅、初心者」の彼に「旅とはなんぞや」を教えてやりますか。
僕は洗面用具を持って朝の支度をするふりして、車を降りた。
そして子羊のもとへ。
僕は勘違いしてました。
彼は素人ではなく、本物の「旅人」でした。
前置きが長くなりましたけど、おはようございます。
旅、初心者のMOJIです。
さてそんな旅の初心者が今日行くとこは、「武市半平太の像」と「四国カルスト」と「四万十川の浮沈橋」です。
と、その前にこの「道の駅かわうその里すさき」はカツオの試食がかなり出来ると聞いていたのでそれを食べてからです。
実際に目の前で、カツオを焼いてるとこが見れてすごかった。
けどあんま僕は、試食って恥ずかしくてできないんだなぁ。おにぎりたべたいんだなぁ。
よし、まず武市さんの銅像。ここは詳しい場所がわからず、また近くまで行ったら聞く作戦だったけど、いざ行ってみたら看板が出ててすぐわかった。
武市先生は龍馬と遠い親戚。土佐を一藩勤王に変えようとしたが、弾圧により獄死した。文武両断の人で、ちょっと過激なとこが多かったが、僕はこの人がいたから土佐藩は一致団結してあの動乱の時代、活躍した人を輩出出来たんだと思う。
しかしここは龍馬の桂浜と違って人もいないし、ゆいつ目の前にある建物は廃墟と化し、なんだかすごくさびしいとこ。
武市先生がかわいそうだ。
そしたらご夫婦のお遍路さんがきて、僕があまりにもこの武市先生像をパシャパシャ撮ってるものだから、「興味があるの?!」と話しかけられた。
「大ありです!!」と答えると武市先生の生家を教えてくれた。
ありがとうございます!!
だけど生家はまた高知市のほうまで戻ることになり、考えた結果諦めることに。
せっかく教えてくれたのに申し訳ないっす。
よし、じゃあ四国カルスト行こうか!!
その四国カルストに向かってるとき、なぜかアイドルのことを考えていた。
多分チラッとさっき携帯の芸能ニュースを見たからだろうけど。
その僕が考えていたこととは、昔僕が小学生の高学年くらいの時のはなしである。
当時僕の周りの友達なんかは、今は演技派女優として活躍している「ともさかりえ」に夢中だった。
あのころ「ともさかりえ」は第一線で活躍する「アイドル」で役者や歌手と、とにかく人気ものだった。
僕も嫌いではなかったと思う。
ここからは友達伝いに聞いた話だが、ある日僕の友達K君たちはその「ともさかりえ」にファンレターを書こうということになったらしい。
けれどファンレターだけじゃ、気持ち伝わらなくて駄目だろうと思ったらしく、そのファンレターと一緒にプレゼントも贈ろうとなった。
しかしプレゼントといっても、当時僕らは11、12歳くらい。
そんな僕らが高価な宝石や、ブランド物を買えるはずもなく、K君たちが買いに行ったものは文房具。
どこの小学校だって必ずあるはずだ。学校の前に小さな学校用品を扱っているお店が。
たいてい、じーちゃん、ばーちゃん二人で経営してるようなかんじの。
そこで他の子たちはシャープペンや、ボールペン、または女の子が喜びそうなかわいいシールとかを一つ買った。
けどそんなみんなに向かってK君は言った。
「お前らの愛ってそんなもんか!?そんなんじゃ伝わらないだろ!?」と。
そしてK君は親に前借りしたお小遣いを全部つぎ込み、シャープペンや、ボールペン、消しゴムに、下敷きに、筆箱までとありとあらゆるものを買った。
その行動にみんな、K君の「ともさかりえ」への愛情には勝てないと思ったらしい。
そしてそれをみんな各自、ポストに投函した。
そしてその数日後あのK君家に一通の封筒が届いた。
K君はそれを知って「やったぁー!!『ともさかりえ』から返事がきたー!!」と喜んで封筒を開けてみた。
中身は、シャープペンに、ボールペン、消しゴムに、下敷きに、筆箱だった。
K君は封筒に¥80切手しか貼らなくて、切手代が足りず自分家に送り返されてしまったのだ。
そのドジでマヌケなK君の、そんな純粋で真っ直ぐなとこが懐かしくなった。
楽しい時代だった。
そんな昔のことを少し思い出していた。
四国カルストもかなり山の中にあり、今日も相棒をいじめてしまった。申し訳ない。
けれど着いた四国カルストは圧巻だった。
僕はそもそもカルストというものを見たことがなく、なおかつ、カルストの意味さえもよく分からなかった。
けど見た瞬間わかった。これがカルストなんだぁ。
ちょうど僕が着いたとき晴れ間が見えたってのもあるんだけど、ほんと気持ちがよかった!!すばらしい!!
奥まで進むとなんと牛が放牧されていた!!
とにかく気持ちよくて眺めもよく、空気もいい!!景色も最高で言うことなし!!
こーいうとこ来てほんとに思う。
以前言った、写真のガッカリ具合と、もう一つ。
自分の文章力のなさに嫌気がする。
この素晴らしい景色、そしてこの気持ちをどう上手く表現したらみなさんに伝わるのか!?
かといってあんま難しい言葉では表現したくない。なんか僕が僕でなくなりそうだから。
僕らしい表現で伝えたい。
うーん・・・難しい。
けどここにきてひとつ言えるのは、今まで旅した中で一番ここが良かったってこと!!!
その証拠にここだけで写真50枚以上は撮ってる。
多分一ヵ所でこんだけの枚数撮ったのは、過去最高だと思う。
写真張るのに超悩む。
くそぉーやっぱ無理して旅出る前に一眼レフ買っとけばよかったなぁ・・・。
ほんとに失敗した。
けどそれより、なによりみなさんに生でここを見せたい!!
今ココに来てほしい!!
みなさん、今までに色々お勧めしてきましたが、自然や景色が好きな人は、この「四国カルスト」が今のとこ一番おススメです!!!
けどほんとすげー!!
ここから帰る時に吉村虎太郎の誕生地をたまたま通った。
この人も武市さんの作った土佐勤王党として活躍したが、最後は天忠組として奈良県の吉野山で戦死した。
そーやら吉村虎太郎の門だけは当時のままで残っているらしい。
なんかこの時代、土佐の人で活躍した人は、みんな志半ばで悲しい死に方をしているからそれを考えると辛くなる。
でもたまたまだけど見れてよかった!!
このあとほんとは四万十川の沈下橋行くはずが、あまりにも四国カルストがよくて長いしてしまったから、また明日です。
えーと、ほんとは明日には愛媛入りかと考えてたんですけど、どーやらまた延びそうです。
なんていうか・・・。