DIARY

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前の日          2009年6月15日(月)           次の日

天気体調気分出費
 晴れ   普通   普通   \701 
出発地終着地走行距離走行距離(合計)
 道の駅みえ   道の駅いんない   121km  7646km 

61日目・大分 〜地獄〜

今朝も車内がサウナ状態になってしまい、それに耐えられずゴロゴロと外に転がり落ちる。

すごくその朝の目覚めは嫌なんだけど、その外に転がり落ちた瞬間の外の涼しさはたまらない。

しかし、その瞬間がやめられないから車中泊はやめられない。というわけではもちろんなく、やめられるんだったら今すぐにでもやめたい。

出来ることなら毎回ホテルやユースやライダーハウスに泊まりたい。

しかし、それはもちろん出来ない。

理由はただ一つお金がかかるから。

毎回宿泊費を払うのならその分御当地の美味しいものを食べたいと思うわけで、やはり飯のが僕の中で占める割合が大きいのだと思う。

まぁでも一番いいのは、宿で寝れて、美味いものも食える。それ最高。

貯金を一生懸命してこなかった過去の自分を殴りたい。




昨日は誕生日ということもあって(関係あるのか?)寝場所についても日記をやらずに飲んで寝てしまったので、今日の午前中に日記を仕上げる。

お昼ご飯のカップラーメンを食べて出発だ。




まず今日行くのは大分県庁。

ってか大分って深津絵里の出身地だ。

僕が小学生から好きな芸能人。僕が唯一好きな芸能人。

しかし、ここ最近テレビをまったく見ていない生活なので、今彼女がなにやってるかまったく知りません。




もしかしたらこの大分県庁にいるんじゃないか、と淡い期待を胸に写真を撮り、県庁内に。

いつもどうり「大分といったら?」を受付の人に聞いた。

大分は鶏の天ぷらが有名らしいね。

そーいや宮崎でも鶏のなんかが美味しいって言ってたけど九州は鶏が有名なんかな。

最後に、さっきの淡い期待を胸に「深津絵里さんは今日県知事に訪問とかしてませんよね?」と、駄目もとで聞いてみた。




「はぁ!?」




何言ってんのこの人っていうかんじで見られた。

もしかしたら少し恥ずかしくて僕の声が小さかったので、聞こえなかったかもしれない。

しかしもう一度聞き返す度胸を僕は持ち合わせていなくて、やめといた。

大分県庁撮ったどぉ


そして次に向かったのが大分にあるイオンの中のオオソリティーというスポーツショップ。

しかしこのイオンオシャレなんだがまったくお店の場所が分からん。

お店の地図が見づらい見づらい。

目的の店がなかなか見つけられなかった。

けどいろいろな店ブラブラしたけど久しぶりに服買いたくなった。

でもやっぱり高いな。

Tシャツ¥2980だって。

¥2980あれば、超いいとこの豪華定食ディナー食べれるよ。

って、旅中になにか他の物を買おうなんて無理だね。

全てが高く感じてしまうよ。

イオン


で、なぜここに来たかというと、実はここはキャンプ用品が置いてあり、それを見にきたのだ。

そして何のキャンプ用品が欲しいかと言うと、それはズバリ「テント」。

実は先日旅人のキョウさんに会った時に「北海道で車中泊はもったいない。」とかなりマインドコントロールされてしまい、一度どんなもんか見てみるかと思いたち寄ってみたのだ。

それに他の人にも相談したところ、かなり心を揺さぶられる言葉を言われたのが実は大きい。

その人が言うには・・・。




「テント泊は、旅人レベルが上がる。」




つ、つまり未だ「旅初心者」を低迷中の僕はテント泊をすれば、「準旅人」。もしくは正真正銘の「旅人」まで登れるってことか!?

そんなことを言われちゃやるしかねーだろ!!

って興奮気味に見に来たのだが、正直どれも高いね。

やっぱりキョウさんに勧められた通販のがいいのかな。

全然安かったしな。店だとどんなに安くても1万はするなぁ。

正直この旅で使い捨てでいいから安いのがいい。

それでもしほんとにハマったら、あとで色々調べていいやつを買えばいいわけで、今は値段重視だ。

でもネットショッピングとなると、どこに送ってもらうんだ。

やはり栃木か!?

キョウさんにも言われたが、北海道行く前に一度それを取りに行くなら栃木の場所なら可能だって言ってたしな。たしかに僕もそう思う。

うーん、でももう少し考えてみよう。

けどこのイスはかなり欲しい。

北海道のキャンプ場でテントの横に椅子置いて、朝コーヒー飲みながら本なんか読んじゃったりして・・・。

やっぱり、そんときだけは朝食はパンか!?

やはりパンだろうな!?

いくら納豆好きでも、そこで納豆やらたくわんじゃ雰囲気でないよな。

ってことはパンも買っておかなきゃだ。

なんか楽しみになってきたぞ。いやっほう。

イス


そして用事があったので近くの郵便局に行き、ついでにこのあと行くはずの別府の地獄めぐりの場所をお姉さんに聞いてみた。

ナビで調べても場所がよく分からなかったので。

そしたらお姉さんは優しく教えてくれた。




「○○を左に行って、そこをまっすぐ行けばありますよ。」

「なるほど。」

「地獄が。いっぱい。ふふふ・・・。(二ヤリ)」

「・・・。」




えっ!?なに最後の二ヤリって?!

しかも地獄がいっぱいってどーゆーこと!?

別府って言ったら地獄めぐりっていうのは知っているけど、正直どんなもんなんかは分からない。

そのお姉さんはいつまでも「二ヤリ」としていた。

最後は「しめしめ。また一人地獄に送り込んでやったよ。」まで言ってかたもしれない。たぶん・・・。




途中別府タワーがあった!!やるじゃん別府!!

別府タワー


そしてお姉さんの言うとおり、行ったら無事着いた。

けどここについて初めて知ったけど、温泉に入る場所じゃないんだね。

なんか湧き出てる温泉が地獄っぽくてそれを見るだけらしい。

しかも、色々な場所にその地獄がいっぱいあり、毎回¥400入場料が取られるみたい。

けど、たしか一日全部まわれる券が¥2000だったような。

しかし、僕が着いたのが4時過ぎ。

地獄の営業時間は5時まで。

おばさん曰く、「全部見るのは無理だね。」だって。

地獄はイメージで夜だろ!?しっかり定時で終わらせるなよ!?

といっても、ただ見るだけで¥2000も、もちろん払うわけもなく一ヶ所だけ試しに行ってみる。

とりあえず今目の前にあるのは「海地獄」と、「鬼石坊主地獄」と、「山地獄」。

なんとなくの第一インスピレーションで「海地獄」に行くことに。

ここはなんとも神秘的で涼しそうなコバルトブルーの池っぽいけど、実は摂氏98度の激熱らしい。

江戸っ子でも無理か!?

海地獄 海地獄

そしたら出口付近の池の中にこんなものが。

池

これはつまり真ん中にある桶の中に金を入れろってことだよな。

で、うまく入れば「ついてる」みたいなかんじで。

じゃあやってみようじゃないか。旅の運命を占ってみよう。

なにげにこーゆーのは得意な気がする。

財布ごと投げても入れる自信はあったが、入れても取れなくなりそうなので、ここは1円玉で。(ケチくせー)




もちろん僕はバカじゃない。ある程度の知識は必要だと分かっている。

天候、気温、一円玉の重さ、弧を描くスピード、風、そして無駄に芝目まで読んだ。




そして、数分後、風が「フッと」やんだ!

「今だ!!」と、ついに僕は1円玉を投げた。




力加減は完璧だ!!うまく手首のスナップもきかせた。




そして1円玉は綺麗に弧を描いて鬼のいる桶めがけて一直線に。






うまくど真ん中行った!!












「カン!!」










入った!!







いやっほう!!








と、思ったが、そのど真ん中には鬼が・・・。






ど真ん中に行きすぎた・・・。









結果、鬼の強力な角に弾き飛ばされ、無残にもすぐ横をユラユラと・・・。










鬼邪魔なんさー!!








憎たらしい顔だ!!




鬼邪魔


「地獄巡り」はしてないけど、とりあえずこれで一か所は見たから自分的に満足。

温泉に入りに行こう。

といっても別府の温泉に入りに行くわけではなくて、もちろん温泉博士さまを使える場所に。

ここは別府や湯布院やら有名なところではないらしいのだが、ものすごいよかった。

以前岐阜で行った、板取川温泉と同じくらい、ヌルヌル風呂。

俗に言う美肌の湯ってやつ。

なかなかよかったので、九州の人ココはおススメですよ。




「風の郷」

杵築市山香町倉成3003

0977(75)1126

宿泊もできる模様。




今日ほんとは噂のフリースポットが湯布院の近くの道の駅にあるらしく、そこに泊まるつもりだったんだけど、この温泉からどーやら遠いみたい。

それで調べたら、すぐ近くの道の駅も噂のフリースポット地帯らしく急遽予定変更。




そこに行くまではのどかな田舎道。

途中とても僕の好きな絵が広がっていた。

別に有名な観光地とかでもないし、何気ない風景なんだけど、僕はこーゆー風景が好きなんだなぁと改めて実感。




うーん、田舎は楽しい!!




田舎