天気 | 体調 | 気分 | 出費 |
---|---|---|---|
雨 | 普通 | ワクワク | \5920 |
出発地 | 終着地 | 走行距離 | 走行距離(合計) |
道の駅浅虫温泉 | ライダーハウスムーンライト | 36km | 11444km |
拝啓 恵子ちゃん。
お元気ですか?!
僕は今北海道にいます。
北海道は雨が降っていてとても寒いです。
栃木の夏とは全然違います。
ってことで今僕は北海道にいます。
しょっぱなに「北の国から」の純の真似をしてしまうほどテンションあがっている。
でもいつか北海道にいったら、これ使おうとずっと考えてたりもした。よっ確信犯。
けど今はテンション高いが、朝は慌てたりもした。
3時に目が覚め、さっさと朝の準備をする。
・・・はずが、ダラダラしてしまい結局慌てて行く始末。
窓口で¥13560を払い、指定された場所で待機。
やっぱりこの便はほとんどがトラックとか仕事関係の人たちばかりだ。
けど一般の車も僕以外に2台あったから安心だ。
そして順に呼ばれて僕の番。
もうかれこれこの旅で4度目のフェリー。慣れたもんだ。
係り員の指示に従って、無事乗船。車を入れた姿があまりにも上手すぎて軽く注目を浴びた。
「ここまで上手な乗船始めてみたよ。」と言われてしまった。
いえいえ、そんなことないっすよ。
「もしかして、フェリプロなんじゃない!?」
いえいえ、まだこれで4回目ですよ。
終いには「オレの4トンも入れてくれ!!」と後ろから運ちゃんが叫んでる。
しょうがねーなー、と入れてやったら、「オレのも!!」、「僕のも!!」、「私のも!!」と。
人気者も困ったもんだ。
無事全員のトラックを乗船させ、疲れた僕はさっさと眠ろうと、ベットに行くと・・・。
全部埋まってるし・・・。
だから僕に頼んだのか!?
けどそんなことで怒るぼくではない。栃木人は心が広いのだ。
さっそく船内を散策しながらウロチョロ。
色んな部屋をのぞいてはウロチョロ。
甲板に出てはウロチョロ。
また部屋に戻ってはウロチョロ。
一度横になっては、外の様子がまた気になりウロチョロ。
しかし、やっぱ眠いのでウロチョロ。
けどパソコンやろう!!と思い立ちウロチョロ。
あっ、シャワー室見るの忘れてたと思いシャワー室までウロチョロ。
でもその前に外の風景写真撮るの忘れたと思いウロチョロ。
そしてようやくシャワー室までウロチョロ。
シャワー室を開けると背中に立派な絵が描かれていたトラックの運ちゃんと目があいウロチョロ・・・せずにソソクサと退散。
おのぼりさんは、大人しく寝てることに。
沖のほうに出たらそこそこ揺れるな。けど長崎から熊本に行った有明フェリーのが揺れたな。
けどパソコンやったり本見たりしても酔う気配はない。やっぱ酔いには強いな。
フェリーは会社によって全然違うな。このフェリーは2段ベットの寝る専門の部屋と、開けた雑魚寝の部屋しかないんだね。
けどお客さんはほとんどいないから、雑魚寝スペースで寝てしまった。
途中一度起きると下北半島が見えた。ってか青森ってなんだか鹿児島に似ているね。
青森は下北半島と津軽半島。鹿児島は薩摩半島と大隅半島。
しかもお互い端同士。方言もけっこう独特だし。
そして8時過ぎくらいにアナウンスで起こされ、外を見ると函館山が見えた。
おぉーこれか!!ってか函館は船の数がすごいね!!
そして車内に戻り、無事フェリーを降りた。
そう、降りた場所は、もちろん・・・。
ようやく着いた北海道!!テンションあがるなぁー!!
話相手のナビは未だ青森にいると勘違いして訳分かんないことになっている。
まず最初に向かったのは函館の朝市。
朝市っていうくらいだから、朝早く行かないとドンドン閉まっちゃうらしい。
ということで・・・。
朝市はすごいね。もの凄い話しかけられるよ!!
つまみを進められるんだけど、食べたら僕の場合、そこでお買い上げ決定になってしまうので、どこも断り続けた。
しかし、カニやらウニやら・・・うまほう。
我慢できなくなり朝飯を食べることに。
朝飯といっても今日の朝飯は未だかつてないくらい豪華。
ウニ、イクラ、ホタテの「函館巴丼」だって!!いやっほう!!
ホタテ超甘い!!イクラも粒がしっかりしていて新鮮だ!!そして、ウ、ウニ美味ぇー!!超甘い!!
海なし県の栃木じゃ食べれれないな、これは。
北海道にきたってことだけで、美味しさにプラスアルファーされているわけではなくて、単純に美味しい!!
朝から贅沢だっ!!
そして次は昼間の函館山に登ることに。
ここは是非とも来たかった場所。世界3大夜景のひとつ。
ここの夜景だけはこの旅中特別に見ることにしていた(眉山は見てしまったが)。
けど夜はマイカー規制もあるみたいで、とりあえず昼間の景色も見てみたかったので行ってみることに。
途中セイコーマートを発見。通称セイコマ。噂の北海道のコンビニだ!!
ある情報によると、北海道に訪れる旅人は、みんなこのセイコマで会員カードを作りそれを携帯ストラップにつけるのがステイタスらしい。
なんだそりゃ。
なんでもかんでも携帯ストラップにするのは僕は好きではない。
携帯がかわいそうだ。
僕も同じく北海道に訪れた旅人だけど、いくら旅人のステイタスだろうが、絶対携帯には着けない。
だから僕は水だけ買って店を出た。
さて函館山なのだが、さっきも言ったが今日は北海道は大荒れの天気。
しかしどーにか朝市に行ったときと、今は雨はやんでいる。
ちなみに携帯でみたら降水率100%だったはずだが・・・。さすが晴れ男。
けど、函館山の山頂付近は霧に覆われている。
展望台まで上がると、やはり霧が濃くてあんま見えない。
うーん・・・。せっかくここまできたのに見えないなんて・・・。
けど本番の夜の夜景がある。それに期待してみよう。
と、思っていたら、グングン霧が晴れてきた!!
お、おぉぉ!!
すごい、一気に晴れた!!たしかにいい景色だ!!これが夜になったら凄そうだぞ!!
夜が楽しみだ!!
そして車内に戻ったとたん、強風と雨と霧。なんていいタイミングなんだ。さすが晴れ男。
さて次向かう場所は今日の宿。実は今日はお金を払って泊まることにしたのだ。
民宿という名のライダーハウス「ライムライト」に向かう。
前白馬のライダーハウスに泊まったときに一緒に行った「コロ助」姉さんが「ここはライダーハウスじゃないよ。ここをライダーハウスと思わないほうがいいよ。」と言っていた。
なるほど。その意味が分かったよ。たしかにあそこはただのペンションだ。
そしてここがライダーハウスだ。
車をガレージに入れさせてもらい、そのガレージの中に2段ベットが4台。おぉ不思議な空間。
そして管理人さんに色々説明やら近くの観光スポットを教えてもらい、さっそく歩きで出発する。
まず向かったのが函館五稜郭。そこまで路面電車に乗って向かう。
この旅で路面電車や路面バスを使用したことがあったので、戸惑うことなく乗れた。
そして五稜郭タワーに着くがその目の前に「ラッキーピエロ」が。
「ラッキーピエロ」とは函館市に14店舗を構えるハンバーガーショップである。
そしてハンバーガー以外にもサイドメニューで、パスタ、カレー、オムライス、かつ丼、ノリ弁、春巻き、団子、ケーキ、ソフトクリームを販売する店である。
しかもここはそんなかんじでメニューが豊富すぎて、とても見ずらい。しかも始めて行った人は絶対何を食べていいか迷うぞ。
僕は前から「エッグバーガー」をおススメされていたので、悩まずにすんだ。
待たせること5分。ようやく来たハンバーガーはなかなかのボリュームだった。
そして食べてひとつ分かったことがある。
絶対この中のミートソースはパスタに使っているぞ。
なるほど。そーやっていろんなものを、組み合わせてメニューを豊富にさせているんだな(あくまでも仮定)。
そして五稜郭タワーへ。しかしこの展望台が¥840もする。た、高ぇ。
しかしここまで来て登らないのは嫌だったんで気合入れて登ることに。
登って五稜郭がキレイに見えたのだが・・・ちょっと近くない・・・!?
これじゃあ写真に入りきらないぞ・・・!?
この五稜郭タワーの下で個人的に見事な写真スポットを発見できたのが少し嬉しかった。
土方歳三の像に挨拶をして次に向かったとこは、土方歳三の最後の地碑。
一応本人に挨拶だけして、ここを訪れたかったのだ。
しかしここがなかなか見つけられなかった。
道に迷い、また迷い、そして迷う。
ここに来るまでもそこそこ距離があったから、迷ったせいで余計辛くなる。
しかしおもしろい看板があって少し元気をとり戻した。
結局何がやりたいんだ!?そして「〜的」が笑った!!
そしてようやく発見した土方歳三の最後の地碑。けど本当はその場所は分からないんだって。
そのあとに「月光仮面」の像を見て、宿まで戻ってきた。
そのあと談話室でみんなと飯を食べたり、僕はずっとこのライムライトの看板犬であるダックスの写真を撮っていた。
2カ月前に生まれたばかりの子供たちもいてものすごく癒される。
そしてたまたま寝るベッドが隣どおしだった東京からきた大学生ライダーの池っちと、夜の赤レンガ倉庫を見に行くことに。
池っちは就職決まって、今日大洗からバイクで北海道にきたらしい。
そしてなにより僕が嬉しかったのは、ついに出会った年下の男のコ。
年下と分かった瞬間、僕は敬語をやめ、エラそーな態度を取り始め、しかし池っちはできた子で、そんな僕のわがままをきいてくれて、昼間行ったレンガ倉庫にまた雨の中一緒に行ってくれたのだ。
いいやつじゃん、池っち!!
今日は結局一日このひどい天気だったため夜景はやめといた。また北海道から帰る時に見ることにした。
そのあと風呂行こうとしたんだけど、さっき管理人さんから買った風呂の券がない。
ポケットの中にもない、財布の中にもない、車の中にもない。
池っちを待たせていたので先にいってもらい、探すが結局どこにもなかった。
結局また少し高い料金を買い、計840の風呂に入った。
久々に高い風呂だ。
そしてダセーおれ。
池っちと少し話し、風呂からでて携帯を開けると・・・。
ヒラッ・・・。
折りたたみの間に挟まっていた・・・。。
年上の威厳なんてあったもんじゃない。
そして夜は、二人とも北海道初日なので、何処がいいなど情報交換して夢膨らませて眠りについた。
ってか今日一日濃いなぁー!!
なんか今日だけはフェリーに乗ったのもあり、「旅」というより「旅行」って感じがした。
けど明日からはまた「旅」再開だ!!
多分・・・。