DIARY

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前の日          2009年7月21日(火)           次の日

天気体調気分出費
 曇   普通   ドキドキ   \16030 
出発地終着地走行距離走行距離(合計)
 みさき台公園キャンプ場   ファミリーキャンプ場ゆ〜に   122km  12630km 

97日目・北海道(初山別→稚内→利尻島) 〜いざ、利尻〜

今朝は久々に6時台に起きた「旅人」のMOJIです。

おっと、「準旅人」のMOJIです。




テントは初めてだったからか、風の当たる「ガサガサ」って音が直に耳元の横でなってそれがうるさくて熟睡できず、すぐ起きてしまった。

なんか初めて車中泊したときみたいだ。

まぁすぐ慣れるだろう。

どうせ今日からずっとテント生活だ。




そう、実は今日ついに利尻島に行くのだ。

フェリーの時間調べたら、どーにか3時30の便に間に合いそうだったので。

そしてその後は礼文島にも行くつもり。

ついに「離島キャンプ生活」だ。




やっぱ早起きしてよかった!!

絶対いつもなら、昼過ぎ出発で今日のフェリーには間に合わなかったと思う。

「準旅人」最っ高!!

ってことで今日はのんびり「オロロンライン」を走りながら稚内のフェリー乗り場を目指す。

テント

道道106に入ってから余計に「オロロンライン」らしくなってきた。

とにかく何もない!!まっすぐ!!

何故この道が北海道の一番人気の道だかよく分かる!!

稚内に向かって右手に原生林や小高い丘が連なる。左手には、思わず見とれてしまう利尻富士がドーンと構えている。

そして目の前は、どこまでも続く直線道路。

これはたしかに気持ちいいな!!

天気が曇りなのが残念だけど、それでも心躍る!!

風車もクルクルしてるし、なかなかいい雰囲気かもちだしている。

オロロライン1 オロロライン2

そして稚内につきフェリー乗り場に向かう。

このフェリーターミナル凄くキレイだね。

今まで行った何処のフェリーターミナルより綺麗だよ!!どっかの空港みたいだ!!

フェリーターミナル

14日以内の往復チケットだと1割引きになるらしいけど、いつ帰ってくるかわからないから、正規の片道料金¥13810を払う。

青函フェリー並みだなー!!

そして出港の直前まで日記をアップする。どーにか昨日までの日記はアップ出来た。

あまった時間で利尻島のキャンプ場のサイトを見漁る。これからは道の駅はないためキャンプ場でテント生活となるのだ。

どーやら調べた結果「ゆーに」というキャンプ場が一番フェリー乗り場から近くて新しくてキレイらしい。

もうひとつ島の西側に¥300で綺麗なとこがあったが、そのサイトには「ゆーに」は¥500とちょい高いが電源があるらしいので、パソコンやるためには電源がないといけないので¥200の差でもパソコンのこと考えたら安いと思ってそっちで決めた。




そんなこんなで3時30分の出港の時間。

フェリーに乗るのもこれで5回目。楽勝だと思っていたがここのフェリーって車をバックでいれるんだね。

こんな入れ方初めてだから少し戸惑ったぞ。

しかしそれでもやはり「フェリプロ」。一寸の狂いもなく無事乗船。

「領」ナンバーの多分ロシア人夫婦の車と民主党の選挙カーに挟まれ、いざ利尻島に向け出港!!

フェリー5回目

船内はこれまでで一番きれいだ。一等指定室という多分一番ランクが上の席に行くにはあの「タイタニック」みたいな階段(言いすぎか?)を登る。

フェリーに乗ると僕は「お上りさん」となりあちこちをウロウロしたくなるので、是非この一等指定室に入ってみたかったが、階段のとこでしっかり止められた。残念。

階段上が1等指定室

僕はというと、多分受付の時に何も聞かれていないが、多分こいつ金ないなーと思われただろうから自然と二等室に行く。

今までは1等室とか2等室とか、そーいったランクがある船に乗ったことないから分からないけどこーいうことなんだ。

全然2等室で十分じゃん。けどそれは多分まだ客が少ないからなんかな。

お盆の時期とかやばそうだぞ!!

2等室

そしてこの船は各ポイントポイントにコンセントがあり、それを聞いたらもちろん自由に使っていいってことで、遠慮なくお借りしてパソコンをする。

てか全然波高くないな。それともやっぱ酔いに強いからか!?

揺れがまったく気にならない。

けど隣のおばちゃんも「この船は全然酔わないわねー。」と言っていた。やっぱそうなんだ。




途中外の風景が撮りたくなって、近くに座っているおばさんにパソコンを見ていてもらう。優しそうな人だ!!

外に出ると「うおー利尻富士が見える!!」とウキウキしてしまった!!

ってか当り前か。これから利尻島に行くんだから。

そこにいたお兄さんと写真の取り合いっこをした。

なんか利尻富士がドンドン近づいてくると、僕の心臓もドキドキしてきた。

なんか旅に出てからこーいった「ドキドキ」、「ワクワク」が多くてとても楽しい。

普段仕事をしていたときはこんな毎回「ドキドキ」、「ワクワク」することなんてほとんどなかったぞ。

心臓にとってはたまにはこーやって刺激を与えることはいいのかも。たぶん。

利尻富士

そうしてようやく利尻島到着。いやっほう!!

さっそくそのキャンプ場に行く。

途中ガソリンスタンドがあり何気なく値段を見てみると・・・

超高ぇー!!やっぱ離島は高い!!稚内で入れておけばよかった!!

高い

キャンプ場について管理人のおっさんに軽く話を聞いて、さっそくテントを建てる。

もう昨日建ててるから今日は楽勝だ!!




さて夕食の食材の買い出しと情報収集に街に繰り出そう。

情報収集とは実は僕はこの利尻島で「昆布干し」のアルバイトをしたかったのだ。

けどさっき管理人のおっさんに「少し遅かったね。」と言われてしまい、それでも諦めがつかない僕は、直接昆布干しをやっている人にコンタクトを取りたかったのだ。

とりあえず近くのセイコーマートに食材を買い出しに行ったときにお店の人に聞いてみる。

するとなにやらここでアルバイトをしている女性のおじさんの家が昆布干しをやっているというで聞いてみてくれた。

すると奥さんが今不在ということなので少し待ってくれと言われた。

なんだか勝手にいけそうだとふんだ僕は、その間に隣のホームセンターでとりあえず昆布干しに必要と言われたゴム手袋を買いに行く。

そしてセイコーマートに戻ったらさっきのバイトの女性が浮かない顔で電話をしている。

もしや・・・!?




やはりその「もしや」だった。

来年も手伝いしてくれるなら、OKだそうだが、やはり今年だけだともうほぼ終わりみたいなのだ。もっと早ければいけたそうだけど・・・。

他にもこの女性ともう一人の男の人が知り合いの昆布干しを当たってくれたけどやはりどこもダメだった・・・。

時期的に遅いというのは分かっていたけど、やっぱダメだったか。




なんだか一気にやる気がなくなってしまった。

バイトが出来ないとなると、もう利尻島に長居は出来ないしな・・・。

うーん・・・ないようで実はあった予定が崩れてしまった。

けどあと何日かはこの島にいて少し考えてみよう。

とりあえず「もしなにかあったら」と連絡先だけ教えといた。

あとゴム手袋もすぐに返品した。申し訳ないです・・・。

でも話は変わるがこのセイコーマートの人みんなものすごくいい人だな。

凄くみんな暖かい!!島独特の雰囲気だ。いいね、こーいうの。




そしてついにある意味ちゃんとした自炊をした。

飯盒でご飯だって炊いた。おかずはセイコーマートにあったジンギスカンともやし炒め。

風が強くて大変だったけどどーにか、宮崎からきた登山グループのおじちゃん、おばちゃんの横で仲良く調理をした。

一応1本だけはってことで奮発して好きなビールを買った。ご飯も初めてにしてはまぁまぁよく出来たほうだ。

「初めてにしては上手いと!」と言われた。

そりゃそーさ、だって僕は「飯盒プロ」、通称「飯プロ」だぞ。

もちろん初めてだったけど、「飯プロ」のプライドとして失敗すわけにはいかない。

おじちゃん、おばちゃんとはセンスが違う。甘くみないでくれ。

それをビシッと言おうとしたとき、一人のおばちゃんが横で何か言っている。

おい、おい。うるせーぞ。飯炊くときは静かにするもんだ。「わびさび」っていうのも知らないのか。

でもあまりにも何か言ってみるから「なになに?!」と聞いてみると・・・。









「中蓋は取って炊くんだよ!!」








だって。








・・・。








僕は思う。彼女こそ本物の「飯プロ」だ。




ジンギスカンってこんな味なんだ。昔食ったことあるけど忘れていた。

けどやはり美味い。自炊はいいね。

初自炊

でもひとつ不便なことがあった。どこを探してもコンセントがないのだ。

ちゃんとサイトにはあるって書いてあったのに。

管理人のおっさんに聞いてみたら、「電源はないんだよー。トイレにいくつかあるからそこからとってくれー。」だって。

トイレかよ・・・。なんか盗んでるみたいで嫌だな・・・。

でも管理人のおっさんが言うんだから大丈夫なんだけど・・・朝やら混んでるときは使えないな。

時間を見計らって使わせてもらはないと。




なんか今日も疲れたのかテント入ったらすぐに眠くなった。

といあえず利尻一日目が終わった。

けど今後どーしよう。

まいったなぁ・・・。

て、てか、そんなことより・・・。






か、風強くねぇ・・・!?







テントぶっ壊れそうなんだけど・・・。







ヤバすぎて全然眠れないぞ・・・。






うーん・・・まいったね。