天気 | 体調 | 気分 | 出費 |
---|---|---|---|
晴 | 普通 | 普通 | \18830 |
出発地 | 終着地 | 走行距離 | 走行距離(合計) |
道の駅あっさぶ | ライダーハウスライムライト | 191km | 17919km |
昨夜の若者はすぐに帰ってしまったから、なんてことはなかった。
やはり野生の勘は当たるものだ。
7時に目が覚めてトイレに朝の支度をしに行くと、ワイパーのとこに紙が挟まっている。
あれ!?停めちゃまずいとこだったかな!?
と思い紙を見てみると・・・。
結露でビショビショになってしまい、全然字が読めないのだ。超気になるじゃんか。
だから乾くまで待つことに。
1時間後ようやく乾いてきたので見てみた。
どーやらある大学生が卒論を書くために、こーやって車中泊している人やキャンプしている人にアンケートをしているみたいだ。
で、まだ僕が寝ていたから紙だけ置いていったらしい。
「よければアンケートだけでもいいので電話ください。」と携帯番号が書かれている。「だけでもいい。」っておかしくね!?アンケート以外何聞くつもりなの!?
まぁでも、たいしてキャンプはしていないし、こんな僕の旅生活は参考になるか分からないけど少しでも役に立てるならと、卒論の手助けをすることに。
質問内容としては「キャンプに必要なもの」とか「お勧めの料理」とか「マル秘テクニック」とかだ。
僕が特に熱く教え込んだのは、昨日も出てきた「野生の勘」だ。
料理とかそーいうのは僕は教えられないが、野生の勘だけは熱く語れる。
「ここで寝るのはやばそうだなー。って野生の勘が働くんですよ。」
「なるほど。ちなみにどーいった状況がそのやばいと感じるのですか!?」
「どーいった状況!?なんていうか・・・やばそうな雰囲気を醸し出している・・・。」
「・・・。やばそうな雰囲気。はぁ・・・。ちなみに具体的に言うと・・・。」
「・・・。うーん、なんかやばそうなんさ。・・・な、なんていうか、口ではうまく説明できない!!」
「・・・。」
超アバウトすぎた。
電話で説明しているのに、「口ではうまく説明できない。」なんて言われたら困っちゃうよな。
その大学生の彼は少し困りながらも僕に色々質問をしてきた。
こんなんで参考になったか分からなかったが最後には「ありがとうございました。」と言われた。
まぁそりゃ言うよな・・・。
朝飯を買いに近くのセイコーマートに行くと、あの函館のハセガワストアのやきとりおにぎりが売っていた。
興味があり買ってみるが、正直あの焼き鳥弁当みたく美味しくはなかった。
出発をしたんだけどガソリンが残り少ないことに気づく。
入れないと、と思いながらも、ここらへんは「130円」とわりかし高めな値段に躊躇していると、あの僕の好きな安いスタンド「ESSOオカモト」を発見。
ここはいくらなんだろうと看板を見てみると、なんと「119円」。
はっ!?訳分かんねー!!入れるに決まってんじゃん!!
相変らずの安さ!!ってか安すぎじゃない!?すぐ50メートル隣のスタンドもみんな130円だぞ。
なんなのその安さ!?
水で薄めているとかじゃないよな・・・!?
そして北海道最南端の白神岬に着く。
ここは津軽海峡を越えたその先に、青森の竜飛岬が見える。
北海道最南端に来たということより、目の前に見える本州の大地が感慨深かった。
あと数日後には、僕は向こう側にいるんだなーと思った。その瞬間フッと北海道を出ることが少し寂しくかんじたりもした。
でもあと数日、北海道を楽しみまくりるぜよ!!
実はここ二日風呂に入ってなかったのだ。
「旅人」ならまだしも、「準旅人」は小奇麗にしなきゃイカンってことで、函館に入りまず温泉に入った。
やっぱ2日ぶりに入った風呂は最高に気持ちいい!!
生きていることを実感する。
そして今日の寝床へ。
今日は以前7月に北海道にきて最初に泊まったライダーハウスのライムライトに泊まることにした。
ここはとても人気があるライダーハウスで色々な旅人が集まる。
そして旅人同士で色々な情報交換をしたり、夜遅くまで飲み明かりしたりといつもワイワイしている宿だ。
前回ここで池っちという学生ライダーに出会ったりして、今日はどんな出会いがあるのかなーと行ってみたら・・・。
あっ、間違えた。
一人じゃなくて、独りね。
どーやらこの時期はやっぱもう旅人は少ないらしい。
まぁしょうがないか。
ここのタイダーハウスを運営している方はすごくいい人で、みんなこのアットホームなかんじがよくて集まるのだと思う。
そして色々な割引チケットや情報を頂いた。
で、ついに北海道を出て青森を渡るフェリーは16日の朝の便にすることに。
パソコンをお借りしてネット予約をしたら1割引きになったのだ。
1割引きでも安くなるのはありがたい。
それともう一つよかったことが。
情報を頂いて、駅近くのデパートに急いで行くと、無事入手成功!!
絶対欲しかったこの1冊を函館で入手できるとは思わなかった。
見つけるのに苦労しそうだなと思っていたが、残りわずかでラッキーだった。
そう僕が買ったのはあの温泉博士。久しぶりっす。
ちょうど僕が買ったこの11月号は10月15〜11月14日なのでどうしても本州に渡るときに欲しかったのだ。
これさえあれば本州で快適に清潔に過ごせそうだ。
そして時刻は6時過ぎ。
辺りはもう真っ暗。
ってことで僕は函館山を登ることに。
この山は夜景が一番きれいな時間帯はマイカー規制が敷かれてバスやロープウェーで登るんだけど、まぁ料金が高い!!
それでこそ今日は宿に泊まったり、フェリー代払ったりと出費がかさんでいるのにそんなん出せるか―ってことで一人歩いて登ることに。
道が真っ暗だからってことでライムライトでヘッドライトだけ借りたのだが、たしかにこの山はものすごい真っ暗でまいってしまった。
まぁ霊的なものとかはけっこう大丈夫なほうなので、けっこうサクサク登れたが、暗闇とかそーいうものとかがダメな人は一人では登らないほうがいいっすよ。
しかもけっこう暗闇のなか「ガサっ!!」って鳥やらなにやら出てくるから。
熊さえいないと分かれば僕に恐いもんなんてない。
30分くらいかけてようやく山頂に到着。
そこには厚着をしまくった、カップル、じーちゃん、ばーちゃんの団体、中国人の観光客がひしめきあっていた。
そんな中、半袖で汗だけな僕は確実に白い目で見られていた。
でもそんなんは気にしない。
理由は簡単。
目の前の景色が凄すぎたから!!
しかも今は冬に近づいて空気が澄んできたからか、特に綺麗に見えた!!
「日本三大夜景」を通り越して、こいつは香港とナポリと並んで「世界三大夜景」のひとつ。
ずっと見たかった夜景!!たしかにこれは凄い!!
よくこーいう夜景を見て「女と見たい」とか言う人がいるが、僕はそんなことはない。
どっちかっていったら僕は男友達と見たい。
昔からよく友達と地元の夜景見えるとこに行き、野宿したりして一晩中熱く夢を語り合ったりした。
あの当時はそれが凄く楽しかった。
だけど気付けば今はみんな忙しくなった。
夜景を見ながら語るなんてことはしなくなった。
もちろん忙しくなったことが悪いことではない。
その昔語り明かした「夢」を今一生懸命かなえようと努力しているのかもしれない。
今ある生活でいっぱいいっぱいなのかもしれない。
人というのはみんな変わるもの。僕だってそうだろう。
だけどもしまた出来るのなら、もう一度あのメンバーで夜景を見ながら夜通し「夢」を語り明かしたい。
もう僕らは26だ。だけど26だってまだまだ「夢」を熱く語っていい年齢だと思う。
朝になるまで語りたい。
それが今の僕の「小さな夢」の中のひとつかもしれない。
ちなみに今の僕の「大きな夢」は、美人なお姉さまに「隣で一緒に夜景見てもいいですか?」と言われることだ。
って結局女と見たいんじゃん!!
帰りも歩いて帰ろうと思っていたんだが、正直今日朝からあのおにぎりしか口にしていなくて、腹減って歩くのが辛くてしょうがなかったので、帰りはバスを利用することに。
バスの運転手に聞いたら、僕が相棒を停めた登山口で停まるとか言っていたけど、実際乗ったら、その「登山口」という降りる場所はかなーり下のほうで、また相棒を停めていた駐車場まで登ることに。
しかも道は迷うは坂は辛いはで、普通に歩いてきたほうがよかったぞ。
帰りに朝飯のおにぎりが気に入らなかったので、正真正銘のハセガワストアーで焼き鳥弁当を購入。
この串って蓋を閉めて引き抜くってみんな知ってます!?
ちなみに僕は知ってます。函館通なんで。
今日はそんなかんじで帰ってから軽く飲んで早く寝た。
明日は北海道最後だから上手いもんを食いまくろうかな。
って金使いすぎか!?