天気 | 体調 | 気分 | 出費 |
---|---|---|---|
晴れ | 寝不足・二日酔い | 寂しいぞ | \1500 |
出発地 | 終着地 | 走行距離 | 走行距離(合計) |
ライダーハウスライムライト | 大間崎無料キャンプ場 | 11km | 17943km |
朝起きるのがとても辛かった。
2時まで飲んでいたからだ。
やっぱり今日は予定通り北海道を出ることを決めた。
正直すっごい悩んだ。
ほんとにフェリーキャンセルしてこの函館にもっといようと思った。
出発の時間ギリギリまで悩んだ。
正確に言うと今この日記を青森で書いているときまで、これでよかったのかなとも思う。
だけどたとえ今日北海道に残ったとしても楽しいのは、今日のみ。
また明日になればその倍、別れが辛くなる。
北海道を去りたくなくなる。
「どちらが辛くないか」と考えたときに、今日去ったほうが辛くないってことは分かった。
辛さが恐くて逃げたといえばそれまで。
だけど僕は予定通り今日出ることを決めた。
起きるのも遅かったし、悩んでいたというのもあったのでフェリーターミナルには出発ギリギリについた。
急いで乗船手続きをすませあっという間にフェリーに乗り込む。
もうこれでフェリーに乗るのは何回目なんだろう。
いつもフェリーに乗ったら僕はうろうろ船内を徘徊したり、ずっと風景を眺めているのだが、僕はまっすぐ客室に。
すぐに荷物を置いて横になった。
そして9時30ちょうどに函館を出港。
もしかしたら僕は初めてかもしれない。
去っていく大地というか島を一度も見なかったのは。
なんだろう。北海道の大地を見たくなかった。
見たら、もう一度戻りたくなってしまうような気がした。
今日予定通り島を出たのが正解だったかは分からない。
だけど青森の大間に着くまでは正解だったと思いたかった。
じゃないと冗談じゃなくまた北海道に戻ってしまいそうな気がした。
寂しい気持ちとは裏腹にあっという間に青森の大間に着いた。
とても眠かったのだが何故か一睡もできなかった。
フェリーを降りてとりあえず行き先も決めてなかったので、駐車場に相棒を停めた。
目の前を「青森県警」のパトカーが通る。
あぁ、ここはもう本当に北海道じゃなくて青森なんだ。
改めて北海道を出てしまったんだなーと思う。
青森って寒いというイメージがあったけど、北海道とこんな気温違うんだ!!
函館も暑かったがそれ以上な気がする。
とりあえずすぐ近くの本州最北端の地「大間崎」に向かう。
大間はまぐろで有名な場所。
だからなんともユニークな像があった。
北海道最南端の白神岬と同じで、今度は逆に遠く津軽海峡の先に北海道の大地が見えた。
あんなん近いのに、なぜか今はすごく遠い気がする。
そしてあんまり食べる気はしなかったんだけど、なぜか一件のお店に入ってしまい結果マグロ丼を食べてしまった。
たしかに美味しかったけど、ほんとダメだなー。
あんな節約しようと決めたのに。
ってか危なく残すとこだった。
マグロ丼といってもこの店は中トロらしく、その中トロの脂が今の僕には気持ち悪かった。
そのあとは駐車場で爆睡。
ってか二日酔いと睡眠不足で体がずーっとだるくてしょうがない。
だからさっきのマグロ丼もきつかった。
3時間くらい寝て、二日酔いはさめたが、相変わらずだるくてしょうがない。
もういいや。こんなんで運転しても危なかったし、道の駅までは遠かったので今日はこの駐車場で寝てしまうことに。
幸いここキャンプ場みたくなっているみたいだ。
ってかダメだなー。
体調もよくないっていうのもあるが、今日はテンションがほんと上がらない。
なんか今日の日記は北海道にほんと未練タラタラだ。
でもそれだけ北海道という大地が予想以上に楽し過ぎた。
この旅で初めて働いた場所。
昆布干しという貴重な体験をした場所。
離島生活という初めての体験をした場所。
海の幸やら美味しい物を食べまくった場所。
そして色んな人たちに出会った場所。
広すぎる大地。
恐ろしく長い直線道路。
荒々しい波に削られて出来た岬。
動物たちがのびのびと暮らしている。
人間・動物・自然が共存しているのがホント分かった。
なにもかもが大きく偉大だった。
7月15日にワクワク・ドキドキしながら北海道に入って延べ94日間もいた。
今まででもちろん一番長くいた県。
思い出も一番多く出来た県。
入る前からずっと楽しみにしていて、ものすごく期待していた県。
だけどその期待を裏切らずそれ以上の感動を毎回与えてくれた。
けど行き忘れた場所も結構ある。
敢えて行かなかった場所もある。
北海道という大地に未練もある。
だがこれでいいんだ。
また来る口実が出来た。