DIARY

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前の日          2009年10月6日(火)           次の日

天気体調気分出費
 晴れ   普通   楽しい   \8400 
出発地終着地走行距離走行距離(合計)
 道の駅しゃり   道の駅しゃり   134km  16449km 

174日目・北海道(斜里) 〜世界遺産知床・ウトロ〜

今日も朝5時半に目が覚める。

一度納沙布岬のときに起きてからというもの、どうにか起きられるようになってきた。

よし。この調子だ。

って以前もこんなこと言っていた気がする。




昨夜泊ったこの道の駅はやはり綺麗な道の駅だった。

パソコンも数台あるし、しかもフリースポットで自分のパソコンもいじれるのが嬉しい。

道の駅しゃり

よし、じゃあまたウトロのほうに戻ろうかとR334を走る。

途中右手に斜里岳が見えた。

昨日ここを通ったときは夜だったから分からなかったけど、なかなか綺麗な形をした山だ。

斜里岳

まずはウトロ市街地に入る前にあるオシンコシンの滝に寄る。

このオシンコシンの滝は日本の滝100選にも選ばれている。

ちょうど僕の後ろに観光バスから降りてきた団体が来たため急いで写真を撮る。

団体さんは下で記念撮影をしていたため、どーにか難なく撮ることが出来た。

けど一歩遅れていたら何十人に囲まれてひどいことになっていたぞ。

オシンコシンの滝

またそこからウトロ市街地につく手前にチャシコツ崎という、どこから見てもカメにしか見えない岩を発見。

海岸線沿いを走っていると、こーいった奇岩がよくある。

カメ岩

そしてそのままウトロ市街地を抜けて着いた場所は知床五湖。

駐車代410円を払い中に入るが、どーやら今日も二湖までしか見ることが出来ないらしい。

実は昨日道の駅の観光案内でも聞いていたのだが、2日に熊が出て立ち入り禁止になっているのだ。

今日は解除されていればいいなと思ったが、駄目だったみたいだ。

だけど今日は昨日と違いすごくいい天気。

風もないし、こんないい天気に湖畔散策なんて最高じゃないか。




知床五湖も相変わらず、エゾ鹿だらけ。

鹿ってほんと人間慣れしている。

そしたら、ついに今までこの北海道で見てきたエゾ鹿のなかでも一番立派なやつに出会う。

この角はなかなかだ。

しかも体も大きいし、釧路市動物園で見たトナカイみたいだった。

デカ鹿

やはり残念ながら二湖までしか行けなかったが、なかなかよかった。

帰る時に「コンコン、コンコン」ずっと音が聞こえたから、その音のほうを見てみるとキツツキがいた。

一生懸命巣をつくっているみたいだ。

やっぱ北海道はなかなか出会えない動物たちがいっぱいいる。

キツツキ

この知床五湖は地下水が湧き出しているから、川とつながっていなくても水が枯れないらしい。

湖の色が透けるほど透明とかではないが、この五湖の周りの自然がこの湖を引き立たせている気がする。

一湖 二湖

そしてその次はその近くのフレぺの滝を観に行く。

知床自然センターに相棒を停め、そこから約1キロの道なりを歩く。

もちろんここもヒグマの生息地帯なので注意が必要だ。

ちょうど同じタイミングで一人の男性と、この道なりを歩くことになってしまったのだが、もともと誰かと自然を散策するのは嫌なのだが、とにかくこの人の鈴の音は大きい。

ものすごく強力な熊よけの鈴なのか、すっごいうるさかった。

だけど僕と同じ歩調なのかずっと一定の距離を保って後ろをついてくる。

しかも電話をしながら歩いていて、なにやらその電話相手にずっと「うるさくてごめんね。熊よけの鈴つけているから。」と言っていた。

そこまでうるさいと熊だけじゃなく、友達も近寄ってこなくなるぞ。




どーにかこーにかついたフレぺの滝は正直、たいしたことなかった。

断崖絶壁にあるという点ではよかったのだけど、朝見たオシンコシンの滝のが水量があったし、この滝は見えずらいという点で微妙だった。

やはり滝の「いい」「悪い」は僕の中では水量だと思う。

滝に僕が求めているのは「迫力」なので、どんだけたくさんの水がいっきに落ちるかが滝の良さにつながる。

フレぺの滝

この滝までの道を帰っているとさっき五湖で会った中国人の夫婦とまた再開してしまった。

実はさっき五湖で写真を撮ってあげたのだ。

撮り終わったあとに「これでOK?」と確認のため聞いたら、その奥さんは画像を確認したら「オォー!!びゅーてぃふぉー!!」と言っていた。

よかった。うまく撮れたか。と思っていたら「ノー。」と言い、笑いながら自分のことを指差し「びゅーてぃふぉー。」と言った。




なんだか悔しかった。

それが全然嫌みくさくなかったからだ。

アメリカやヨーロッパ人がそれを言うならなんとも思わないのだが、同じアジアの中国人に言われたのが悔しかった。

日本人のがまだオープンで、そーいったジョークを言えるもんだと思っていたが、どーやら中国人のが気さくで明るいような気がしてきた。




でもたしかにそうだ。僕が中国に行って写真撮ってもらって、同じこと言えるか!?と思ったとき、その答えは「NO」だ。

絶対言えない。

「せんきゅー」やら「しぇしぇ」しか出てこないと思う。




あまりにもその簡単にジョークがでてきたのがくやしかった、ってか羨ましかったので僕もとっさに片言の英語で、「NO!!」と言い旦那さんを指差し「(夫のが)ベリーベリーびゅーてぃふぉー」と言った。

そしたらその瞬間奥さんと旦那さんの笑顔がこわばっていき「・・・お、おぉ。せ、せんきゅー、ば、ばーい。」と逃げるように去っていった。




・・・。




い、いや、これは別に深い意味はないんだよ。

ただ奥さんが自分のこと「びゅーてぃふぉー」とふざけて自慢したから、こっちもふざけて否定しただけであって、ただ「NO」とい言うだけだと失礼かなと思ったから、あえて横にいた旦那さんをつかっただけで、そーいうことじゃないんだよ・・・。

と、伝えようとしたが、僕にはそれをうまく伝えられるだけの中国語やまして英語を話すことはできないし、「『女』大好き。」と奥さんを指差して言おうとしたが、それはそれで「奥さん大好き」にとらわれそうなので、それもそれでまずいと思いやめておいた。

言い訳すればするほど、泥沼にはまっていきそうな気がしたのだ。




うーん、言葉の壁はでかい。

まぁいいさ。もう会うことはないや。っと思ったら目の前にいた。




「はーい。」と何事もなかったように話しかける僕。

「・・・は、はーい。」とさっきまであんな元気よかったのに、なんだか余所余所しい二人。




どーやらこの溝は一生埋まらなそうだ・・・。




その後もう一度昨日しっかり見れなかった知床峠に行く。

今日はとてもいい天気なので知床峠からの羅臼岳はしっかりと綺麗に見えた。

知床峠

その帰りにさっきのやつではないがまた、角がしっかりしたエゾ鹿を発見。

でも鹿の角ってあんる時期がくるとポロって簡単にとれてしまうらしい。

せっかくここまで伸ばしたのにもったいない。

鹿

そしてゴジラ岩を見に行く。

ゴジラ岩なんてどんなんだよ。と思いながらいってみると・・・。

ま、まじだ。ゴジラにしか見えない。

自然の力ってすごいな。これゴジラ岩以外のネーミングおもいつかないよ。

ほかなにか似てるものはないか考えたが唯一思いついたのが・・・。




メカゴジラ・・・。




って同じか・・・。

ゴジラ岩

なんとも悔しい看板の店を発見した。

見た瞬間ついつい笑ってしまった。

だけどこーいうの大事。

もしカニがほしかったら僕は間違いなくここで買うと思う。

看板


そしてまた斜里市内の道の駅に。

電源いただきながらパソコンをまたやって日記を書いた。




そしてそのあと昨日も言ったが飲みに行くことに。

そのために今日ご飯はカロリーメイトしか口にしていないのだ。

道の駅のスタッフの人にいいお店はないか尋ねると、「すぐ近くにある焼き鳥屋が一人で行くならいいよ。」と言われたので、そこにすることに。

ここはマスターと奥さんの二人で切り盛りしているお店。

カウンターとテーブル席が2つしかないが、一人で行く僕としてはなんとも落ち着く店内だ。




最初は静かに一人でずっと飲んでいたけど、途中横に座ったおばーちゃんと話し、気付いたらお客は僕だけになり、そのあとはずっとマスターと奥さんと色々話しながら飲んだ。

このアットホームなかんじがなんともいい。

オシャレな居酒屋やバーとかも大好きだが、やはり僕はこーいった飲み屋がほんと落ち着いて好きなんだなーと改めて思う。

道の駅のすぐ近くの「串丸」という名の飲み屋さん。おススメですよ。




久々に美味しい酒を飲みご機嫌で帰宅。うぃ〜。

といっても目の前の道の駅にだが。




あー楽しかったな。

寝酒で缶ビールをあける。




いつも飲んでいるビール。あんな大好きなビール。

だけどこのビールは正直美味しくなかった。




やはりお酒は誰かと楽しく飲むものだ。

人とのかかわりをもつと、一人でいることが無性につまらなくかんじることがある。

今がまさにそれなんだろう。




だけどまた明日になれば「一人最っ高!!」と思うのだろうが・・・。




あー、誰かと楽しく酒飲みてぇー!!




ってまだ飲む気かっ!?