DIARY

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前の日          2009年11月3日(火)           次の日

天気体調気分出費
 雨   普通   からっぽ   \2520 
出発地終着地走行距離走行距離(合計)
 道の駅芸能とトキの里   道の駅豊栄   54km  20636km 

202日目・新潟 〜佐渡最終日〜

昨夜は寒かったなーと、まだ軽く雨が降っているなか外に出ると、目の前にある山が白くなっている。

まじ!?雪!?




朝何人かからメールきたけど新潟でも雪が降ったらしい。

あの豊栄の道の駅のおじさんに佐渡行く前に聞いたら、「まだ雪は降らないから大丈夫だ。」と言っていた。

ダメじゃん。おじさん。おもいっきり降ってるじゃん。




とりあえずこの佐渡は、山以外は大丈夫みたいだ。新潟は大丈夫か!?

メールで「チェーンはあるの?」と聞かれた。

えっ!?チェーン必要なくらい降ってるの!?まじ!?

どーにかこーにか雪を避けて旅をしてきたが、ついに雪で悩むときがきたか。

とりあえずもう今日は新潟に帰る日。フェリーの予約は変更きかないから。




しかし一人でこの佐渡で悩んでいてもしょうがないので、今日僕が寝床にしている、こないだ泊まった道の駅豊栄に電話で聞いてみた。

ここは色々な観光やこういった交通の情報ステーションになっていたのだ。

そしたら電話口のお姉さん曰く、今朝はたしかに降っていたが、もう平地は問題ないらしい。

それに明日から徐々にまた気温も上がるから、雪は心配しなくていいとのこと。

なんだよ。みんなビビらせやがって!!

まるでこの前北海道で台風きたときと同じじゃないかよ。(10月9日参照

まぁでも心配してくれたってことはとても嬉しいことだ。ありがとー。

雪山

とりあえず今日は3時のフェリーに乗る。

けどとりあえずそれまで中途半端なので、日記書いたり溜まりに溜まった洗濯物を洗いに行くことに。

そーいえばこの佐渡のガソリン事情はやっぱ島価格で高め。

利尻、礼文まではいかないが、とても入れたくない価格である。

どーにかギリギリだけど新潟に帰れるようでよかった。

ガソリン価格

とりあえず洗ったあとどーしよか悩んだが、すぐ近くにTSYTAYAがあったので寄る。

このTSUTAYAなぜか漢字の蔦屋なのである。全面改装していて、古いのかなと思ったが、なかは広く、なかなかの品ぞろいで僕のテンションも上がりまくりである。

やはりこーいった書店は楽しい。

久々になにか買おうか考える。

僕は雑誌がとにかく好きなので何か面白そうな雑誌にするか、読んでない小説は10冊以上あるのにも関わらずそっちにも目がいったり、集めていた漫画の最新刊がたくさん出ていたので漫画にしようか・・・なんていうか嬉しい悩みだ。

そしたら漫画コーナーに行ったとき、ここの蔦屋(TSUTAYA)はその各漫画の1巻目が試し読みみたいになっていてご自由にお読みくださいとなっている。

これに僕ははまってしまって見たことない漫画を手当たり次第に読んでしまった。




そっから数時間。あー立ち読みは疲れるなーとふと時間を見たらけっこうないい時間。

やばい!!こんなことしている暇はなかったんだ!!ほんとは温泉とか入ってから佐渡を出ようと思っていたが時間がなくなってしまった。

結局この漫画に満足してしまって何も買わずに店を出た。

そして少し慌て気味に、はなまるうどんで昼食をとり、昨日の日記をアップして両津港に到着。

そして乗船の手続きとかをするためにチケットを取りだしてみたら・・・。

時間を間違えてしまっていた・・・。

3時じゃなく、4時出港だった・・・。

完全に1時間、間違えてしまっていたのである。

じゃああんなに急ぐことなかったぞ。と思っても後の祭りである。

まぁでも2時出港じゃなくてよかったが。




とりあえずこの近くをブラブラすることに。

雨が降ったり止んだりの天気だが、こんな天気でも干すんだ。

イカ

そしたら商店街のアーケードの下でフリーマーケットをやっていた。

このたまにヒョウが降ったりする悪天候のなか、みんな震えながらやっていて御苦労さまである。

なにか記念になるものあったら買おうかと思ったが残念ながらヤングな僕がびびっとくるものは何一つなく、このフリマに貢献出来なかった。申し訳ない。




そんなこんなしていたら、出港の時間になり急いで車に戻る。

結局最後は急ぐのだ。




多分この旅で最後のフェリー。

数えてみたらこの旅で計10回もフェリーを使用している。

初めて明石から淡路島まで乗ったタコフェリーは興奮したが10回も乗ると慣れたもんである。

だけどやはり慣れたといえど、非日常的な乗り物。やはり乗る前は今でもわくわくする。

そして相変わらず船内をうろつき回る。

ラストフェリー

そーいえばこの両津港から新潟港、そして小木港から直江港のこの航路も実は国道350号なのである。

初めて知ったが海上国道というやつなのか。

調べたらこーいった海上国道はけっこうあるみたいだ。

R350

2時間半の船旅。相変わらずぐらんぐらん揺れる。どーやらここの海域はそーいう場所なのか!?

この船はイベント会場とかはなく、みんなやはり疲れているのかぐっすり眠っている。

僕も寝ようとしたがなんだか全然寝れなかったな。




ある人がこんなことを言っていた。




「佐渡という場所は1度は行くべき場所だ。けど2度訪れる場所ではない。」




つまりそんだけ観光するとこがないってことか!?

けど僕はそんなことはない。

この帰りのフェリーの中でまた行きたいと強く思った。

この旅でこんだけ天気に恵まれなかったのは初めてで正直佐渡を全然満喫できなかった。

しかも時期によっては佐渡はあの礼文みたく、めずらしい花が咲き誇りそれを歩くトレッキングが盛んらしい。

雨風のせいで碧い海も見ることなかったし、美味しいものも食べてない。

そして、なにより「たらい舟」に乗れなかったのが悔しくてしょうがない・・・。

絶対次こそは免許を取得したい!!

また来たいと思う場所がまたひとつ増えた。







ってことでまた来るぜよ!!







新潟港から今日の寝床の道の駅豊栄までの道のり。なんだか心に穴があいた気持ちになった。

なんだろう。

旅が終わった気がした。




もちろんまだ旅は続くのだが、やっぱフェリーはダメだな。

誰に見送られたわけじゃないが、その「土地」、というか「島」を船で出るというのはどーもいい気分にはならない。喪失感ってやつか!?




だけど一晩寝て明日は気持ち切り換えて行こう。




残すとこ、「新潟」、「福島」、「茨城」。




そして「栃木」で日本一周達成だ!!