| 天気 | 体調 | 気分 | 出費 |
|---|---|---|---|
| 雨 | 普通 | ドキドキ | \550 |
| 出発地 | 終着地 | 走行距離 | 走行距離(合計) |
| ファミリーキャンプ場ゆ〜に | Jさん宅 | 82km | 12712km |
昨夜はほんと風がヤバくて大変だった。
本当に壊れそうなくらいテントが風でひんまがる。
ってか「ひんまがる」って言うよね？
そんなんだからおちおち寝てられない。
テントって全然ゆっくり寝てられないぞ！！
あまりにもひどいんで車に戻って寝ようとしたくらい。けどもし車行って寝て、朝起きたら僕のテント吹き飛ばされてるんじゃないかなってのが恐くて、そこから出れなかった。
そして朝起きると風は以前吹いているが、なによりも外は大雨。
雨の音がうるさすぎる！！
ってか先に入ったおさかなくんも言っていたけど北海道ってほんと雨ばっかだな。
梅雨がないってうたっているくせに、これ梅雨みてーなもんじゃん！！
そんなんだからとりあえずテントの中で朝飯。
けどそんな朝飯はこのあいにくの空模様を吹き飛ばす・・・。
安いのを買ったら間違えてひき割りを買ってしまったが、やはりそれでも美味い！！
ずっとずっと食べたかった朝飯！！
朝から納豆ごはんを食べれるなんて本当に幸せだね！！
最高だ！！
恐る恐る外に出てみたら、誰もいなかった。みんな早いな。
昨日疲れて日記を書かずに寝てしまったので、さっそくトイレにこもる。
トイレでパソコンいじるのやりずれー！！
途中隣におっさんらしき人物が入ってきた。
なぜかそのおっさんは用を足すわけではなく１０分以上同じくトイレにこもる。
あんま僕は気にしてなかったが、フッといきなりおっさんの携帯（たぶん）から大きな音が漏れる。
女が喘いでるっぽいぞ・・・。
でも耳を澄まして聴いてみると、どーやらなんかのドラマっぽいぞ。
その声は一瞬だけだったし。単純にドラマで女が襲われる（いやらしいほうじゃなくて）シーンだったらしい。
勘違いさせんな！！
あいかわらず外は大雨、大風。台風みたいだ。新品のテントがもうすでにクタクタになってるぞ！？
僕はあいかわらずやる気がなく、相棒の中でダラダラ読書。
昼になり残ったご飯で納豆お茶ずけ。
納豆食えば元気になるかなぁと思ったけど、全然変わらなかった。
しかしこれではいかんと思い、とりあえず車で利尻島一周することに。
走っていると消防署の前にアニメキャラのオールスターが。
なんだこの集まりは！？豪華すぎるぞ！？
少し行くと民家の家の前は賑やかだ。利尻はキャラクター好きなのか！？
そしてまた行くと今度は「麗峰湧水」という湧水がでているとこが。
写真をパシャパシャしていると一台の車が。大きなポットみたいのに水を汲んでいる。
「飲めるんですか！？」と聞くと逆に「えっ、飲んでないんですか！？」と質問されてしまった。
まいったね、こりゃ。
どーやら相当美味しいらしい。近くに住んでいるらしいけど水道水より美味しいので汲みにきているみたいだ。
地元の人と話すチャンスだったので、せっかくだからバイトのこと聞いてみた。
そしたら「じゃバイトあるか聞いてみるよ。」と言われ連絡先を教えておいた。
ってか利尻の人ってみんな優しいね。こんな見ず知らずの人のバイトをみんな探してくれる。
例えバイトがなくても、こーやって色々な人の優しさに触れられただけでいい勉強になる。いい人たちだ。
そして次はオタトマリ沼に行く。今日は残念ながらこの天気だから見えないけど、この沼に映る利尻富士がとてもきれいらしい。
しかも北海道の代表的なお土産の「白い恋人」のパッケージはここで撮られたやつらしい。
お土産屋があり入ると、ウニの軍艦巻き、一貫からから握ってくれるというので、じゃせっかくだから一貫だけ食べてみることに。
ムラサキウニなら￥３５０、エゾバフンウニなら￥４００也。
た、高い！！まじか！？
けどせっかくだからってことでエゾバフンウニをいくことに。
なんかすごい黄色いぞ！？
貧乏くさいが最初はウニだけをどんなんだか食べてみる・・・。
超美味い！！！！ビビった！！！！なにこれ！？
これが噂の「エゾバフンウニ」！？
甘すぎる！！
今まで食べてきたウニはなんだったんだ！？あれは人工か！？
いや、でもそれくらい美味かった！！
本当にビックリした！！
車内に戻ると着信があったみたいだ。
知らない番号で恐る恐るかけてみると・・・。
それから１時間後・・・。
気付けば僕は利尻コンブを乾燥させてました。
あまりの急展開で僕もよく分かりませんでした。
実はその電話の相手は昆布干しを営んでいるJさんで、さっき水汲み場で出会った人（Kさん）から僕の話を聞いてちょうどバイトが募集していたところだったらしく、僕がどんなかんじだか昆布干しのバイト場を覗きに行ったら、そのJさんが「もうやっていくだろう？」と。
えっ・・・！？
NOとはいえない僕は「は、はい・・・。」と言ってしまいなにも説明もなしに気付けばバイトの一員になったらしいです。はい。
そしてここは住み込みらしく、慌ただしくまたキャンプ場に戻りテントを回収して、昨日お世話になったセイコーマートの人に挨拶して、水汲み場で会って紹介してくれたKさんにも電話でお礼言って、気付けばジンギスカン御馳走になり、珍しいオレンジのスイカ御馳走になり、風呂入って今に至るといったとこです。はい。あー忙しかった。
ことの展開が早くて自分でもよくわからない。だけど取り合えず念願の昆布干しのバイトをすることになりました。
いやっほう！！
しかもみんないい人そうだぞ！？
けど唯一ひとつ難点が・・・。
「最後までやってくれるんだろ！？」と言われ、その「最後とはいつまでですか？！」と聞いたところ・・・。
「９月過ぎ。」だって。
・・・。
なんだか断れなさそうだぞ・・・。
北海道の本土に戻ったら寒くなってそうだぞ・・・。
それよりもかなり大変らしいぞ・・・。
とくに朝が・・・。
明日は遅いからゆっくり寝てと言われ、かるく僕はホッとして時間を聞いてみたら・・・。
５時半だって・・・。
どやったらその時間でゆっくり寝れるのか教えてほしい・・・。
「ちなみに早いときは何時ですか？」と聞いてみたところすばらしい答えが。
２時３０だって・・・。
う、うん。明日はたしかにゆっくりだ・・・。
僕は一つ目標を決めた。
無事９月にこの利尻島を生きて出ること・・・。
それが今の一番の目標です・・・。
はい・・・。