DIARY

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前の日          2009年7月4日(土)           次の日

天気体調気分出費
 晴   普通   よしっ   \6470 
出発地終着地走行距離走行距離(合計)
 道の駅雷電くるみの里   自宅   123km  10647km 

80日目・長野→群馬→栃木 〜一時帰宅〜

昨夜泊った、この道の駅は「雷電」という昔いた、ものすごい強かったお相撲さんの名前からとったらしい。

ここ出身のひとらしい。

だからもちろん銅像もある。どすこい。

雷電

道の駅が開いたら、僕はひたすらお土産を買った。

え!?なんでここでお土産を買うのだって!?

いい質問だ。

お答えしよう。






それは・・・。






一時帰国するからだ!!






いやっほう!!






この日記にも少し書いたが、実はネットショッピングっていうものでテントを購入してしまったわけだ。

それを栃木の自宅に送りつけたので、北海道に行く前に取りに行く前に取りに行くんです、はい。

機械をろくに操れない、僕がネットショッピングなんかしてしまい、正直そーいったものにまだかなり偏見があり、お金だけ取られて商品は来ないとか、そーいった詐欺にビクビクしていたが、どーやら無事に届いてるらしい。

みんな、ちゃんと仕事してるな。




でも正直ほんとは一時帰国はしたくなかった。

やはり、ある程度決めていたコースをかなり変更する。

それに、せっかく慣れてきた車中泊もまた家に戻ったら辛くなりそう。

そして、ちゃんと日本一周してから栃木に帰りたかった。

けどやはりテントは必要だと感じたため、泣く泣く一時帰国を決めた。




でも逆に一回帰って、しっかりもう一度、心も体も持ち物も整理するいい機会になったかな。

旅出てかなり、必要、不必要なものが分かってきたからね。




あと、いずれこの日記を見た奴らは知ることになるが、友達にはあまり帰ってきたことを言わないようにする。

やはり、ちゃんと日本一周してみんなに会いたいし。

それに友達と遊ぶと金かかるからね。

数人と会う以外は、予定をいれないつもり。

帰ってきたら友達減っているかな・・・。




浅間山を横手に見ながら、軽井沢を抜けて群馬に入る。

もうこのあたりに来るとナビが必要なくなる。

この何ヶ月間生まれてこのかた一度も通ったことない道しか走ってこなかったが、知っている道を走るってなんか不思議なかんじ。

途中一度出発の日に寄った、前橋のじーちゃん、ばーちゃん家による。

お土産を渡してお昼を御馳走になる。

またまた色々な情報を得て、遅くなる前に前橋をでた。




運転中ふと前を見たら、なんと「とちぎ」ナンバーだった。

いやっほう!!

久々の「とちぎ」ナンバー。懐かしい。

そして栃木県に入る頃には、前も後も対向車も停まっている車もみーんなひらがなのとちぎナンバー。






同胞たちよ!!






帰ってきたぞ!!(一時)






バカやろー!!






けどちゃんと栃木が存在していてよかった。

故郷がなくなったなんて悲しすぎるぞ。

やっぱあのおっちゃんは嘘つきだったな。(6月10日参照

「とちぎ」ナンバー




そして見慣れた景色を通って無事家まで着いた。

約3か月ぶりの我が家。

なんだか変わってきがするぞ。

なにが変わったかはうまく伝えられないが、変わった気がする。

でも唯一はっきりと変わったと分かることは、赤ちゃんがいた。

そう埼玉でお世話になった、姉貴の子供だ。

僕は旅出ているあいだにおじさんになってしまった。




どれどれ、と抱かせてもう。

その瞬間泣き出した。

ナゼ!?あんなスヤスヤ寝ていたのに!?

どーやら僕の帰国を快く思っていない奴がここにいたようだ。




久しぶりにちゃんとした飯を食べた。

それに冷たいビールを飲んだ。

他愛もない会話もした。




外は雷が鳴っている。

さすが栃木県。




今夜はぐっすり眠れそうだ。




窓を開けると、涼しい風とともに懐かしいにおいがした。




人や街や風景は変わっても、このにおいだけは変わっていなかった。




故郷のにおいがした。