天気 | 体調 | 気分 | 出費 |
---|---|---|---|
晴れ | 普通 | ○ | \2740 |
出発地 | 終着地 | 走行距離 | 走行距離(合計) |
道の駅スペースアップル余市 | 道の駅むかわ四季の館 | 186km | 14681km |
いきなりだが帰ることになった。
旅をやめることになった。
慌てて苫小牧からフェリーに乗り茨城の大洗港まで行く。
それから地元栃木まで相棒を走らせる。
旅を終える寂しさ、悲しさ、やりきれなさはあんま感じなかった。
正直この移動の時間の記憶はあんまない。
自宅に帰る前に、何故かいつもお世話になっている、僕のいきつけの飲み屋のマスターとノリちゃんに会いに寄った。
理由は分からない。
ただ寄りたくなったのだ。
入口のドアを開けると、中は真っ暗。
あれ!?今日は休みか!?
そう思いながらも中に進んで行くと・・・。
店の中で巨大な打ち上げ花火が上がる!!
そしてその瞬間目の前には「クソ」をつけたくなるくらい久しぶりの仲間たちがまっていた。
あえてソレにつっこむほど僕は野暮じゃない。
だけどとても嬉しかった。
久しぶりに会う仲間たち。いつも飲んでいた美味い酒。そして見ず知らずの絶世の水着の美女たち。
数カ月前までは当たり前だった光景がまた目の前に広がっている。
・・・。
・・・ん!?
・・・店内で打ち上げ花火!?
・・・絶世の水着の美女たち!?
・・・ってか旅やめた!?
ってことでもう分かると思うが昨夜こんなかんじの夢を見た。
実は昨夜地元の友達と栃木にいつ帰るとかを電話で話していたのだ。
それが記憶の片隅にあってこんな夢を見てしまったんではないだろうか。
しかしいくら夢でも店内で打ち上げ花火をあげるのはやり過ぎだろと思った。
他にも「世界一周」じゃなく「日本一周」だし、と色々つっこみたかったのはここだけの秘密だ。
ただし絶世の水着の美女たちにハーレム状態で囲まれながらお酌をされているときに目が覚めてしまった事を悔やんでも悔やみきれないのもここだけの秘密だ。
やはりおかしなふざけた夢だったが、最高の「ゴールの瞬間」だったのは間違いない。
あんなゴールは最高だが現実的に、そんな夢のようなゴールはあるわけない。僕の友達はみんな忙しいのだ。
ただし、一個だけワガママを言わせてもらえば、友達に囲まれなくてもいいから、絶世の水着の美女たちにはゴールの瞬間囲まれたいと思ったのはここだけの秘密だ。
さてそんな夢を見て今日起きたのが、9時過ぎ。
どーやら最近ほんとうに札幌行ってから徐々に起きれなくなってきた。
このままだとよーやくなれた準旅人の称号もはく奪されてしまう勢いだ。だれに!?
まぁとかいいつつ慌てることなく、昨日の日記を書き終えて出発した。
そして3分で到着。
ついた場所は前回混んで食べることが出来なかった柿崎商店だ。
時間も10時半と中途半端な時間だったため、お客さんはほとんどいない。
ほっけ定食が美味しそうだったんだけど値段が500円越えだったので、つい先日までタダで食べまくっていたホッケをワンコイン以上出して食べるはずもなく他のメニューに目をやると・・・。
「いくら丼780円」
0円マップで見たときはいくら丼880円で安いなーと思っていたが、今日はそれ以上に安かった。
これは食うしかないでしょ。と即いくら丼を注文。
「朝食からいくら丼なんて贅沢な奴め。」
と、思われたあなた。
甘い甘い。
これは朝食じゃなくブランチです。
いくら丼でブランチ。
うーん。シャレチョル。
ってか余市ってみんな安くない!?道の駅の前の店もだし、温泉のイカ刺し定食もだし。
それにウイスキーも飲めちゃ言うことないぞ。
ちなみに全部道の駅の歩ける範囲内だけど。
やはり夢の街・余市。
そんなこんなで登場イクラちゃん。だーだー。
てか普通にちゃんとしているぞ。てっきりイクラの量少ないとか、丼ぶり自体の大きさが小さいとかだと思っていたが、普通に十分な量。
しかも超美味い!!しっかりプチプチしていて、味は濃厚。
今って鮭が帰る時期だからいい時期なんかな!?だからこんな安く美味しいのかな!?
どっちにしても超満足で贅沢な朝食だった。
おっと・・・。
ぶらんちだった。
そのあと道の駅名水の郷きょうごくに向かう。
途中羊蹄山が綺麗だったので写真をパシャパシャ。
でも「ようていざん」ってなんかの技の名前見たいだぞ。
そしてついた道の駅のすぐ横で実は日本名水百選のbPの羊蹄の吹き出し湧水が汲めるのだ。
ちなみに「bP」は一番おいしいとかの順位じゃなくただの番号ですよ。
だからだいたいこーいう「なんとか百選」とかは最初は北海道で、最後の100とかは沖縄ですよ。
ちなみにセイコーマートで売られているミネラルウォーターはここ京極の名水らしい。
つまりそれに継ぎ足せばタダで永遠飲めるというわけだ。
さっそくそのセイコマのペットボトルと2リットルのペットボトルを持って汲みに行く。
同じく汲みにきた人がみんなタンクとか持参しているのに驚いた。
地元の人とかなら分かるが、どー見ても観光客にしか見えないのに準備よすぎである。
さっそく入れてみるが、これがもの凄く冷たい。水温は年間を通して6.5℃。一日約8万tも水が豪快に噴き出ている。
この結露具合で冷たさが分かるだろうか。
ここら辺は緑に囲まれているのだが、そろそろ徐々に紅葉し始めたのが分かる。
北海道の紅葉。初めてみるぞ。
そのあと支笏湖に向けて走っているときR776沿いに「きのこ汁¥100」とデカデカ書かれた「きのこ大国」というお店を発見。
どーやらここの売れ筋bPの商品らしく美味しそうなので注文してみた。
ついでにきのこフランク(激辛)というのも一緒に注文。
きのこ汁は「ご自由に」と書いてあるネギをたくさん入れて食べてみた。
きのこも色々な種類が入っていてとても美味しかった!!
ちなみにきのこフランク(激辛)は、僕の舌の「辛い」という味覚を判断する部分が まったく作動しないほど辛くない。
ノーマルのやつと店員が間違えたんではないかと疑いたくなるほど辛くない。
そしてまったくきのこがこのフランクにどのように入っているかが分からないくらい 普通のソーセージだった。
このきのこ大国という店のすぐ横に、フォーレスト276大滝という道の駅があり、1億円トイレと看板に書かれていたので「どんだけ凄いんだ!?」と興味があり行ってみることに。
売店を抜けタイタニックみたいな造りの階段を降りると、そこにはトイレの前に何故かグランドピアノが自動演奏されていた。
しかも誰も座ってはいないが、演奏を楽しむための椅子もちゃんとトイレの目の前に置いてあった。
トイレは大理石かなにかは分からないが、キレイな床と壁だった。
無駄に金掛け過ぎたんではないか思ってしまうのは否めないが。
道の駅の売店とかをウロウロしたがとくに目ぼしいものはなかったため相棒の待つ駐車場に歩いていると、こんな看板が。
・・・夜間専用トイレ!?
つまりあの1億円トイレは夜は使えないってことか!?
昼間専用の1億円トイレは凄かったけど、夜のほうもどんだけ金かけているんだろう!?
まさかね・・・。
だけど可能性がないわけでもない。
この道の駅はそんな人がやらないことを平気でやってしまいそうな雰囲気だ。
もしかしたらこっちこそ本物の大理石・・・!?
または蛇口がゴールドとか・・・!?
終いにはトイレットペーパーが1万円札とか・・・!?
この道の駅ならありえるぞ・・・。
そんなかんじでワクワクしながら矢印の方向に行ってみた。
なんだこれ!?
昼と夜の差がありすぎだろ!?
これじゃ1万円トイレだぞ。
なぜあんなに昼に金掛けて、夜は見えない建物の裏に隠れるように置いてあるんだ。
1億あれに金掛けるなら、5千万ずつに分けて作ってもいいものが作れるんじゃないか!?
あまりの落差の激しさに見えた瞬間笑っちまったよ。
なかなかこの道の駅はおもしろいではないか。
そして4時くらいに支笏湖につく。
支笏湖は最大深度約360メートルという国内第2位の深さで、厳冬期でも凍ることはなく「日本最北の不凍湖」となっている。
って360メートル超深いね!!東京タワーすっぽり入っちゃうぞ。
水はものすごく澄んでいてとてもキレイだった。
でもなんでだろ。向こうにある山とかがボンヤリしていて全然見えないぞ。
なんか湖って少し神秘的な気がする。
そして今日の寝床になる道の駅までひた走る。
ついてみて思ったんだがここの道の駅来たことあるや。
7月に日本一周チャリダーのおさかなくんに会いに行く前にここに寄って温泉入ってんだ。
一度来たことある道の駅ってなぜだか安心する。
0円マップにこの道の駅の温泉の割引クーポンがあったことを出た瞬間気づく。
出た瞬間っていうのがもの凄く悔しかったりもする。
「あ”−くそぉー!!」と大きめな声で言ってしまったことはここだけの秘密だ。
そして車内に戻り日記作成。
久々に今日の日記を今日中にかけた気がする。
やっぱその日に書き終わるっていうのはいいね。
明日は日記書かずに一番で出発できるし。
その分移動や観光にも時間をかけられる。
やはり後に後にはよくない。
昔から、後回し後回しして、結局やらない。っていうのを繰り返していた僕にとってはこのリアルタイム日記は大きな大きな成長した証しだろう。
そしてそんな成長した僕を祝うために今日もコンビニでビールをいっぱい買ってしまったということと、絶世の美女とまではいかないがグラビアアイドルの水着姿が載っている雑誌を立ち読みしまくったということはここだけの秘密だ。