DIARY

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前の日          2009年10月22日(木)           次の日

天気体調気分出費
 晴れ   普通   楽しい   \3770 
出発地終着地走行距離走行距離(合計)
 道の駅てんのう   道の駅雫石あねっこ   266km  19009km 

190日目・秋田→岩手 〜秋田満喫〜

6時半に目が覚める。

意外に寒かったし、嫌な夢見たし、少し寝坊したしで、あまりいい朝ではない。

だけど外に出ると天気は快晴で、それだけはよかった。

だけど最近毎日午後に雨降っているから油断はできないが。




さぁ今日は忙しいぞ。

まず向かうのが昨日行けなかった入道崎灯台。

朝の通勤ラッシュの時間だからみんな飛ばしていて、僕もその流れにのりあっという間に着いた。

白と黒のボーダーのラインの灯台が今日のこの天気にとても映えてなかなかよかった。

入道崎灯台

ここには北緯40度のモニュメントがあり一直線に石が並んでいるのだ。

で、全部の石に切れ目が入っていて、その全ての切れ目を見れた場所がその北緯40度線らしい。

つまりこんなかんじ。わかるかな!?

北緯40度

よし、予定がびっしりなのでさっさと次行こうと思ったらこんな看板。

看板だけ写真撮って出発したんだけで、後々になって後悔。

見せてもらえばよかったな。失敗したな。

UFO

お次はすぐ近くにあるなまはげ館。ここも昨日くるはずだったとこ。

秋田にはほんと色々なとこになまはげがいる。

よく道にでっかいなまはげがいたり、看板によく使われていたり、ここはポストもなまはげ仕様になっている。

館内を見るだけなら500円なのだが、すぐ横の建物で、そのなまはげが大晦日にやってくる様子の劇(?)をプラス300円で見れるとのことなので、もちろん800円払って見ることに。

けどその劇(?)は時間が決まっているのでそれまでは館内をうろつく。




実際になまはげが大晦日の夜に家に押しいる様子をビデオで見れたんだけど、笑っちゃったよ。

子供泣き叫びまくり。超恐がってるの。

「泣ぐ子はいねぇーか!?」ってそりゃ泣くよ。

「悪ぃー子はいねぇーか!?」ってどっからどう見ても、お前らのが悪いこだろ。

そのいでたちで家に包丁持って暴れ周って子供連れ去るんだから。

でも子供たちには本当にそうとう恐いみたいだ。

なまはげ

なまはげといっても秋田には各地域それぞれの姿があるらしい。

ざっとこんなかんじ。

一言でいえばいすぎである。

しかもこの部屋入ると証明がおち、おどろおどろしい音楽が流れる凝りよう。子供が かるくビビってるぞ。

いすぎ

そろそろ劇の始まる時間だったので、となりの建物に移動する。

僕らは同じ建物の横の部屋から、その大晦日のなまはげが家にくる様子を見るんだけど、たまにこっちにからんできたりとなかなか面白いのだ。

僕以外にこれを見学した人が数人いて、その中に幼稚園生がいてある意味いいカモになっていた。

最初女の人が説明にきて、少し長いから足を崩してご覧くださいと言っていたのに、なまはげがいきなり入ってきた瞬間、その子たち全員星座をし始めたのはかわいくて笑ってしまった。

詳しいことは言わないが最後に子供たちの前にきてなまはげが説教するんだけど、子供たちがかわいくてかわいくてしょうがなかった。




「先生とかの言うことをよく聞くんだぞ!!」

「はいっ!!」

「お父さん、お母さんの言うこともよく聞くんだぞ!!」

「はいっ!!」




「悪いことは絶対するなよ!!!」




「はいっ!!!」




練習なんてもちろしてるわけないのに子供たちの息の合った「はいっ!!」に一同かなり和まされた。




するとなまはげは見ている全員に凄んでくるみたいでうちらのほうにも来た。

おじさんとかには「酒飲み過ぎるなよ!!」とか、おばさんとかには「しっかり料理しろよ!!」とかそんなかんじのことを言っていた。




そしてついになまはげが僕の前にきた。




「おいっ!!」

「は、はい。」

「青年よ!!」

「は、はい。」




「しっかり旅しろよっ!!」




「は、はい。」




・・・。




・・・はい!?







ナゼ分カル!?







なぜ僕が旅中の身だというのが分かったんだろうか!?

ちなみになまはげは「なまはげ台帳」というものを持っていて、すべてのことを把握しているらしい。

それになまはげは「鬼」ではなく「神」と言われているらしい。

神かぁ。

それなら僕が旅の身ってことを知っていることも納得できる。

だけどチラッと見えてしまったけど、仮面の下は残念ながら神には見えなかったな・・・。

ちびっこびびる

そしてなまはげが着ているワラ(?)が暴れまわって落ちたやつを持っているといいことがおこるらしく僕も無事ゲット。

わら

さてお次は県庁。

ちゃっちゃと写真を撮り、秋田美人の総合案内の受付のお姉さんに「秋田といったら?」を聞いたら「きりたんぽ」だって。

そっか秋田はきりたんぽか。

きりたんぽ食べてみたいけど、あれって鍋なんだよな。鍋とかじゃなくかるくどっかで食べられないかな。

秋田県庁ゲットだぜ 秋田県庁ゲットだぜ

さてさてお次は抱返り渓谷に向かう。

今さらながら僕は渓谷やら清流とかが好きだってことが分かった。

だからもともと行こうとしていた、三重の赤目や、山梨の西沢渓谷とかを行かなかったことを少し後悔している。




この抱返り渓谷の由来は、以前人はすれ違う時に抱きかかえるように返さなければ通れなかったほど狭く険しい山道だったことから「抱返り」と呼ばれるようになったみたいだ。




抱返りは平日だっていうのに、けっこうな人。

まぁ半分以上は中国と韓国の方々だが。

正直この抱返りは前半は楽しくない。

遊歩道みたいなとこをあるくのだが、その遊歩道がかなり高いとこにあるため、木々に邪魔されて川やら向こう岸の紅葉とか見ることが出来ないのだ。

正直ここに焦ってきたの失敗したかな。と思っていたが、後半になりつつ吊り橋あり、洞窟みたいのありと楽しくなってくる。

しかもさっきも言ったがけっこうな高さだから、なかなか楽しい。

高い

そして現れた回顧の滝。

ちなみにこれで「ミカエリ」の滝とよむ。

こーいったとこは何がいいって、最後のメインにだいたい滝があるってこと。

ただボーっと歩くだけじゃつまらないからね。




いつも滝のよしわるしは水流だって言っているが、この滝はそこまで迫力がある滝ではない。

だけどなんていうんだろう。ここの滝は女っぽい。

一回落ちた後も何段もクネクネ落ちるとこがいい。なんて言うか形が綺麗な滝だ。

「ミカエリの滝」とはよく言ったもんだ。

なかなかいい滝だった。

回顧の滝

さてさて、まだまだ今日は終わりじゃない。お次は田沢湖だ。

だが焦ってはいない。今日は移動もけっこうするため焦って事故ったら大変だ。

「急いては事を仕損じる」を常に頭に置いといた。

だが、「急がば回れ」とは思わなかった。

回ってる暇はねーっつーの。このヤロー。

田沢湖は十和田湖より、北海道の支笏湖よりも深い423,4メートルの日本一の深さを誇る湖である。

駐車場の相棒を停め、湖畔を散策していると・・・。







・・・いたっ!!







いた!!

絶世の秋田美人にようやく会えた。

その名はたつこ。

残念ながら夕方で日が陰ってしまったから、あんま光っては見えないが、その姿、峰富士子より色っぽく、叶姉妹より光っているのである。

ただ「辰子」はもちろん日本人で自分の美を維持するために龍になってしまったらしいが、このたつこ像はどっからどう見ても、外国人にしか見えないのである。

なぜだ、だつこ!?何故なんだ!?

たつこ たつこ

そのたつこ付近のお店に「みそたんぽ」という「きりたんぽ」にみそをつけて軽く食べれる物が売っていたため買った。

よかった。もう食べれないかと思っていたため、こーやって売っていると軽く食べれて嬉しいものである。

きりたんぽっていうのは、ほんと米なんだ。

だからこれは米を蒸してそれに甘い味噌をぬったかんじ。

味もそんなかんじ。

だけど食べれてよかった!!

みそたんぽ

さて日が沈みかけたこと、今日の寝床の道の駅についた。

物産展で半額になったサンドイッチを買い・・・あれ!?サンドウィッチ!?サンドイッチ!?どっちだっけ!?

まぁいいや、それを買い店員さんと少し話していて、決心した。

今から食べに行っちゃえ!!




実は僕は岩手に来たら盛岡三大麺を是非とも食したかったのだ。

盛岡三大麺とは「ラーメン」、「つけ麺」、「僕イケメン」。




ではなく。




「冷麺」、「つけ麺」、「僕イケメン」。




でももちろんなく。







「冷麺」、「じゃじゃ麺」、「僕イケメン」・・・ってひつこい!?







そう盛岡三大麺とは「冷麺」、「じゃじゃ麺」、「わんこそば」である。

だけど盛岡に僕はそう長いこといないわけで、一回で全部食べるのは無理かなと思っていたのだ。

そしたら、この道の駅からわりかし近くで冷麺が食べれると店員さんから聞いたので今夜の夕食でまずひとつ食べてしまうことに。

冷麺で有名なのは、ぴょんなんとかという店名(忘れた)であったが、そこじゃなくてもみんな美味しいよと言われ、ある程度の場所を聞き、そこら辺に何件か店があるから適当に入ってみたらと言われた。

最後に店員さんに何か言われたがよく聞き取れなかった。まぁいいや。行ってみよう。




そしてその聞いたあたりに行くとたしかに「盛岡冷麺」と書かれたのぼりが立っている店がある。

悩むのは嫌だったので適当に一件決め入ってみる。・・・が。




・・・あれ!?店間違えたかな!?

と思い、外に出てみると、やはりちゃんと「盛岡冷麺」ののぼりが立っている。




・・・。

おかしいな・・・。

だってここ・・・。







焼き肉屋だぞ。







だけど実際のぼりがあるので恐る恐る店員さんに聞いてみたら、もちろん冷麺あるし、冷麺だけっていうのでも全然食べれるって!!

ってかさっき道の駅の店員さんが最後に言ったのは「焼き肉屋に入れば何処でもあるから」と言っていたようだった。

僕は知らなかった。冷麺って焼き肉屋の締めのメニューだったんだね。

冷麺屋があるのかと思っていたぞ。

なんだか冷麺だけ食べるのも申し訳なかったが、店員さん曰く冷麺だけ食べる人もよくいるそうな。




ここまで言えば分かると思うが、僕は冷麺というものは一度も食べたことはない。

つけ麺でさえ食べたことはない。

正直、超邪道だと思っているからだ。

だけど一度も食べてないのに否定するのはよくないと思い、今回せっかく岩手にきたから食べることにしたのだ。




で、ようやくきた冷麺。この店は韓国焼肉屋だったからか、またはみんなどの店もそうなのかは定かではないが、わりかし辛めにするみたいだ。

ってか梨が入っとるよ。

なにこの、酢豚にパイナップルみたいなのは!?




で、さっそく食べたけど・・・。

これはラーメンとはまったく似て非なるものだね・・・。

てっきりラーメンの冷たいものだと思っていたけど、肝心の麺もスープもまったく別物。

そうこれは冷麺だ。

味やら美味かったやらは敢えて言わないでおこう。

是非盛岡付近にきたら食べてみてください。

ちなみに僕の2度と食べません。

冷麺

そしてまた寝どこの道の駅に戻るのだが・・・。







寒い!!寒いぞ!!







冷麺のせいで体がかなり冷えてしまった。

道の駅ついてあまりにも寒いので温泉に入ることに。

ここの道の駅には温泉があったのだが、実は今日はめずらしく入る気はなかったのだ。

実は温泉博士で秋田の温泉が入れたのだが時間の関係上無理で、それが悔しくて今日はお金払って温泉に入りたくなかったのだ。

だがそんなんも言ってられない。寒すぎる。




今日は結構自分的に濃い一日だったなー。

でも秋田楽しかったぞ。

なんていうか走っていて思ったけど秋田はほんとのどかだ。

田舎ってかんじ。

だけど都会より、断然田舎が好きな僕にはたまらんぜよ。




さて明日は岩手。

明日は何しよう。