DIARY

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あとがき



僕はこの旅日記をブログではなくホームページを作成して書いた。

以前もどこかに書いた気がするが、僕の中には「ブログ = メモ帳」、「HPの旅日記 = 原稿用紙」という勝手なイメージがある。

だからこの旅日記を見ていてくれた人なら分かると思うが、ホームページの日記は一日づつ、一日づつ開く形になっている。

ブログと違って最新の記事が先頭にこないため、リアルタイムで毎日開いてくれた方にはとても見ずらかったと思う。

だけど終わってみて改めて見ると絶対ブログより見やすいと思う。

本をめくるように一日一日めくれるようになっている。

そんなんだから僕はこの旅日記の最後に本と同じように「あとがき」なるものを書こうと思っていた。

「あとがき」とか自分で言っておきながら、そんな大それたものではないが、旅後の僕の正直な気持ちを書こうと思う。






旅から帰ってきてあっという間に13日がたった。

なんだかんだ帰ってきてから、暇なようで忙しかったりする。

けっこうやることが多くてなかなか大変なのだ。

まず帰ってきたことを皆さんに伝えたり、酒を呑んだり、散らかったままでた部屋の掃除をしたり、酒を呑んだり、相棒をピッカピッカに磨いたり、酒を呑んだり、心の底から笑える友達とバカやったり、酒を呑んだり、お世話になった人に手紙を書いたり、胃薬呑んだり、溜まった日記を書いたり、酒を呑んだり・・・。




こー書いてみると、酒呑まなきゃ他の色々なことがスムーズに進むきがするが(胃薬も呑まなくてすむし)、やっぱ呑まずにはいられないんだな。

逆に呑まなかったら他のことが円滑に進まないくらい。オイルみてーなもんか。

だけどもその全部が旅中には出来ないようなことで、新しい生活が始まったんだなーと思ったりする。

けどそれと同時に旅が終わったんだなーとも思ったりした。




この旅をしてみて、初めて旅のよさが分かった気がする。




“旅というのは出発前は楽しくて、帰るときは寂しい。”




だけどそれは違うと気付いた。

それは旅じゃなくて「旅行」なんだ。

旅行は数日だけ違う場所に行き、非現実的な乗り物に乗ったりと日々の生活を忘れられる。




だけど旅は違う。

旅とはある意味、生活だ。




“旅というのは出発前は不安で、帰るときは楽しい。”




これだけ聞くと旅って嫌なものなんかな?と思われるかもだけど、それは違う。

ある意味初めてここまで大きな「旅」をしてわかった。

なんだろう。あの帰ると決めたときの嬉しさ。半端じゃないほどの達成感。

本当に帰ると決めた瞬間一刻も早く家に帰りたいと思った。

最終日の午前中あの道の駅で悩んでいた、あの自分が信じられないくらい。




それにこーやって帰る場所があるから旅が楽しいんだと思う。

やはり旅とはいつかは終わらせるもの、終わりにしなきゃいけないもの。

帰る家がない、または迎え入れてくれる友がいなかったらここまで旅を楽しめてなかったと思う。

旅の終わりとは実はいいものだったりする。






けどもちろん辛いことだってある。

やはり旅はいいことばっかりではない。

前半とても辛かったのは食中毒にあったこと。

食中毒なんて初めてだったから、旅中にあれはホント辛かったな。




それと、結構まじで落ち込んでいたことは体重がドンドン落ちていったこと。

後半は利尻で住み込みの昆布バイトをさせてもらって色々な美味しいものをいつも食べさせてもらっていたし、その稼いだ金で前半よりは食べ物に金を使っていたので体重はキープできたけど、前半はみるみる落ちていった。

たしか旅出て1、2ヶ月で−5キロの53キロまでガクンと落ちてしまい、そこから本当に落ち込んで体重計にあまり乗らなくなってしまった。だけら正確に毎日見ていたらあと数キロは確実に落ちていたと思う。

女性とかなら体重減ることは嬉しいんだろうけど、正直僕は男だしあまり痩せることに嬉しさはない。

逆にいえば太って帰ってくるくらいがよかった。

全国各地の美味しいものを食べられてうらやましい。くらいに思われたかった。

だけど激痩せして帰ると「いやー旅は楽しかったよ。」と熱弁しても誰も信じてくれないだろう。「そんな辛いんだ・・・」と心配させてしまう。

特に僕の場合は筋肉がほとんど落ちてしまったんだと思う。

一度栃木に帰ったとき痩せたとこよりも「細くなった」と言われた。

たしかにまったく筋肉というものは使わなくて、自分の体力の衰えを常に感じていた。

そーいったとこから徐々に不健康になっていくんだと思う。

筋肉も落ちて行ってるし、飯食べてないから体力なくなるしで。

といってもやはりお金もなかったし、そこまで頑張って自炊しなかったから痩せるのは当たり前だが。




そしてなんだかんだ一番辛かったのは、毎回言うがこの日記作成であろう。

そりゃ素晴らしい人との別れのがもちろん辛いんだが、日記は毎日のこと。

毎日、毎日常に何処に行っても、何をしていても「日記」のことと「電源」のことが頭から離れなかった。

僕のパソコンはどんなに一番電源が長くもつ消費電力モードにしても、たった1時間しか持たない。ちなみに僕は1日の日記を書くまでに3〜4時間は必ずかかる。

移動しては書いて、移動しては書いての繰り返し。

僕の性格上一度溜めこんじゃうと絶対めんどくさくてやらなくなってしまうから、とにかく溜めないようにした。

その日の移動がたいして出来なくなっても、前日の日記作成を終わらせるまで出発しなかったこともよくある。




でも自分自身今思えばよくやったなーと特に思うのが、あの昆布バイトをやっているときも必ず毎日日記を書いていたこと。

休みの日なんてもちろんないし、自由時間もたいしてなかったのに、毎日毎日よくあんなに書いたなーと帰ってきて見直して改めて思った。

次の日が朝の(ってか夜の)2時30から仕事で、みんなはもうさっさと風呂入って飯食べて8時くらいには寝てしまうのに、僕はそこから10時過ぎとかまで毎日毎日書き続けた。

横で「ぐーぐー」いびきが聞こえるなかずっと書き続けた。

今思えばなんであそこまで頑張って日記書いていたんだろう。

結構他の人のブログとか読むと、バイト中は日記書くの辞めていたり、書いていてもほんとに短く終わらせていたりと意外にみんなそんなかんじ。

じゃあそこまで僕を駆り立てていたものとはなんだったんだろう。

でもそれはやっぱ、最後までやり通すって気持ちだけだったと思う。

結構なにかを決めたら途中で放り投げるというのが嫌いな性格で、無理してでもとことんやってしまう性格だったりする。

それに僕は思う。

正直バイクや、自転車、または歩きの人に比べれば、車で日本一周なんて全然たいしたことないのだ。慣れさえすれば誰だって出来ると思う。

だけどそんな車で日本一周の僕でも頑張れるものがほしかった。それがこのパソコンを持ってホームページの日記作成だ。

もちろんその人たちに比べればたいしたことないのかもしれないけど、このリアルタイム日記は僕なりに頑張ったこと。

今思えば本当に最後まで書きあげてよかったと思う。

パソコン苦手で文章書いたことない僕だったが7ヶ月間よくやったと思う。




だけど旅というのはホント不思議なものだと思う。

特に旅の出逢いも不思議だ。

旅で出会った人は性別、年齢その他もろもろ僕とはまったく違う人が多かった。

特に僕は先輩、後輩というのが大嫌いで、旅に出る前は歳が違う人とはあまり話さなかった。

そんなんだからこの旅中に出会った人は旅をしていなきゃ絶対出会わなかったし、話も合わなかったと思う。




例えむこうが僕の地元にきて、たまたまどこかで出会ったり、目が合ったとしても僕が旅をしていたかったら絶対に話さなかったと思う。

でもなぜこーやって出会ったり、なぜこーやって話があったかというと、それはたったひとつの趣味がお互いに合ったからなんだと思う。

その趣味とは、そう「旅好き」だということ。

なぜか旅が趣味だとなると、お互いが惹かれあう。

ちなみにもうひとつ僕は映画が趣味だ。最近はまったく見なくなってしまったが、前までは堂々と映画鑑賞が趣味ですと言えた。

けれどこの映画が趣味で赤の他人と出会ったことは一度もない。

よく行くレンタルショップで見知らぬ人と熱く映画論を語りあったことなんてもちろん一度もない。

まぁもちろん映画は室内で見るもので、旅は外に飛び出すものだから人と交わることが多いんだろうが、趣味がスポーツとかで出会う人なんかより、多種多様な人と出会えるきがする。

でもそれは旅は誰にでも出来るということなんだろう。

誰でもできる。ある意味それが旅の魅力の一つかもしれない。




だけど誰にでも出来るのにナゼか旅好きの人って「一風変わった人」が多い。今まで会ってきたなかで普通な人と思った人はいない。旅をしている人で普通な人間は僕だけだと思う。旅人ミンナ頭イカレテルアルヨ。中国人なら必ずそう言うはず。

でもそれは旅という環境がそうさせるのだろう。

誰だって最初は普通なのだと思う。だけど徐々に旅に慣れてきておかしくなっていくんだろう。

誰だって最初は見知らぬ土地の駐車場で車中泊や野宿なんかしたくはない。

誰だって最初は風呂に入らない毎日なんか過ごしたくはない。

誰だって最初はトイレで歯磨いたり、米をといだりなんかしたくはない。

だけど旅に出るとそれはしょうがないこと。

僕は準旅人だったからわりかし、小奇麗にはしていたが、それでも普通に生活しているよりかなり野生的になるものだ。




野生的といえば、前もどこかに書いたかもしれないが、野生の勘というものが働くようになる。何人か旅人の人と話したことあるが、みんな言っていた。

やっぱり全ての面で常に安心して生活出来る日々ではないため、そーいった環境に合わせて生き物は順応していくのだろう。だからドンドン勘が鋭くなって自然に身に着くのだ。

準旅人の僕だって生意気だが野生の勘は働くことがある。




「あーここで寝るのはやばそうだなー。」とか。

「危険なにおいがする。」とか。

「向こうの道の駅のが美人なお姉さんと出逢えそうだな。」とか・・・。




今の3つ目は忘れていいが、もちろんもしそこで寝たからといって、本当に危ない目に会ったとは限らない。

だけど場所を変更して安心できる場所で熟睡できたということは、ビクビクしながら寝るよりよかったのではないだろうかと僕は思っている。






そーいえば帰って来てからよく「旅してなにか変った!?」「旅して成長した!?」と聞かれる。

それを聞かれて僕はずっと考えていた。




ナニカ変ッタカ・・・!?




うーん・・・どーだろう・・・。




そして考えに考えて出た答え。




僕は何も変わってないと思う。




だって人見知り治ったか!?いやいや。

テキパキ動けるようになったか!?いやいや。

酒の量を抑えられるようになったか!?いやいやいや。




結局僕は何も変わらないんだと思う。




じゃあ成長したことは!?

これはある。

自慢じゃないが変わったことはないが、成長したとで思いつくのが3つあるのだ。

ひとつは、さっきも言ったが「野生の勘」だ。

旅中はかなり冴えていたほうだと自負している。




二つ目は、このパソコンのキーボードを叩くのが旅前より格段に早くなった。

旅出る前は日記を書く度「えーっと・・・Pってどこだったっけ・・・!?」や「小さい『っ』ってどう打つんだっけ!?」みたいなかんじで全然ダメダメだった。

だけど今は違う「P」なんて目をつぶったって打てる。

HTMLに詳しい人なら分かると思うが僕は一番「<p>」と「</p>」をよく使う。

だから今となれば「P」なんて簡単なのだ。




ほら打てる。




「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」




さぁ打てる。




「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」




やれ打てる。




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まだ打てる。




「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」「P」




一生打て・・・もういいって!?




(しかも打てる打てるいいながらほとんどコピペだったけど。)




そして3つ目に成長したことといえばカップラーメンのお湯をまったくの誤差なく沸かせられるようになったってことだ。

旅出て最初のころはいつもカップラーメン食べるために沸かしていたお湯の量が少なかったり、または多すぎたりとなかなかうまくいかなかった。

だけどもう終盤になってからは、1ミリリットルだって誤差なくお湯を沸かせる。

食べるカップラーメンはいつも違えど、ホントにピッタリの量を沸かせられるのだ。

これは誰にも負けないんじゃないかっていうくらい成長したこと。自信があること。






多分みんな気づいてないと思うが、僕は「旅の動機」というものを誰にも言ってないし、何処にも書いてないのだ。

旅出る人なんて世の中たくさんいるし、会社の面接じゃないんだからいちいち「動機」なんて気にならないだろう。

僕も最初言うつもりもなかったし、書くつもりもなかった。

だけどあえて最後の日記には書いてみようと思う。

かといってこんなに引っ張るだけ引っ張っても大した動機とかでもない。

自分を見つめる旅とかそんなカッコいいもんじゃないし。

好きな女にフラれて傷心の旅でもない。

ましてや、母を訪ねて三千里の旅に出たわけでもない。



じゃあなんで出たって!?




それは正直に言うと外国に行きたかったからだ。

いや、正確には外国に行きたいと徐々に思い始めたから。

じゃあ日本なんて旅しないで外国に行けばいいじゃないかって思うだろう。

だけどそれは違う。僕はずっと小さいころから決めていたことがある。

それは日本も知らずに外国に行きたくなかったってこと。

自分の国をたいして知らずに外国なんて行きたくなかった。

まぁでも昔はただ単に外国に興味なかったっていうのもあったんだが、僕にはみんなが外国に行くのが理解できなかった。




今はみんな外国に簡単に行ける。未成年や学生だって簡単に行けてしまう時代。

綺麗な海に入りたいからって、ハワイに行く。日本を旅するより安いからってアジアに行く。おしゃれだからとヨーロッパに行く。

そうかもしれない。たしかに日本より外国のがいいということもいっぱいあるかもしれない。

でもやっぱり僕は日本を知らずに外国には行きたくはなかった。

もちろん日本の全てのことを知るなんて不可能だ。

だけどせめて日本にある全ての県に行く。そうすれば日本をとりあえず知ることが出来るんではないだろうか。昔からそんなかんじに思っていたのだ。




ほんとは日本一周をするはずではなかった。仕事しながらたまの休みで行ったことない県にちょっとずつ行こうくらいに思っていた。

だけど色々あって、仕事を辞め旅に出れることになった。

そんとき自分の行ったことない県を考えてみたのだ。そしたら半分以上行ったことない県だらけだった。

そこで思った。どーせ行くなら全部周っちゃえ!!と。

僕の周りに日本一周した人なんていなかったし、ただ「日本を旅して帰ってきた」より「日本一周して帰ってきた」のがなんかかっこよかったから。

日本一周の動機はそんだけ。ただそんだけなんだ。




だけど本当に行ってよかった。なぜなら日本が本当に好きになった。

そしてこの栃木が本当に好きになった。

日本一周の旅に出る前と、出た後では自分の国や、故郷に対する思い入れが全然違う。

僕はこんな地元が好きだったのか?と思うほど大好きになった。

自分の地元は田舎だから嫌いとか、または日本が嫌いって理由で海外とかによく行く人は本当に日本を旅してほしい。そして好きになってほしい。

だって自分の生まれた国、生まれた場所なんだ。嫌いなんて寂しいではないか。




そんなんだから、出来ることならみんなに日本一周を是非ともしてほしい。

そして僕と同じ景色を見て感動を共有したい。

と簡単にいうが日本一周なんてそう簡単にできるもんじゃない。(あっ、これは時間とかの問題でのはなし。日本一周自体は僕に出来たんだからやれば誰だって出来ると思う。)

だけど日本一周は出来なくても、せめてこの日記を見て、「あそこに行ってみたい。」、「あの景色が見てみたい。」と思い日本を旅する気に少しでもなってくれれば僕はこの日記を書いて本当によかったと思える。




外国に行ってみたいと思いはじめたから日本一周をしたと言ったけど、実際行ってみたら外国に行く気がなくなってしまった。

だって日本がすっげー楽しいんだ。

日本一周した僕でさえまだまだ日本は行ってないとこだらけ。

まだまだ行きたいとこだらけ。

他の国に行ったことない僕がいうのもおかしいけれど、こんなに素晴らしく美しい国はないんじゃないかと思う。




僕は日本に生まれてホントによかったと思っている。誇りにさえ思っている。

だって日本は本当に最高なんだ。






「旅することは生きること」




このホームページのDIARYのページに書いてあるアンデルセンのことわざだ。

日本一周すればこの意味も分かると思っていた。

そう思ったから、DIARYのページにも書いたのだ。

旅している時や帰ってきてみてこのことわざの意味をずっと考えていた。

たけど正直このことわざの意味はいまだによく分からない。

旅のことを考えたり、素晴らしいとこにいったりするとドキドキわくわくする。

その瞬間生きていることを実感する。

っていうことなのか!?




うーん・・・なんだか僕はそれじゃしっくりこないのである。

他に意味があるのではないだろうか・・・。






やはりまだ分からないや。

日本一周しただけじゃ分からないんだろう。




もっともっと旅をしなきゃ。

もっともっと色々なとこに行かなきゃ。

もっともっと自分自身成長しなきゃ。




そーしたときにふっとこの言葉の意味が分かるときがくるのだろう。




そのとき僕はどんな男になっているのだろう。




そして何を思うのだろう。










うん。楽しみだ。







相棒と





2009.11.27

栃木の自宅の部屋のソファーの上にて

M.O.J.I