DIARY

135日目・北海道（利尻島）　〜昆布バイト37日目〜

北海道の人は茹でたジャガイモに塩辛を乗せて食べるらしい。

「バターなんかダメだ。これが北海道！！」と父さんは豪語していた。

なんだか僕に食べてほしそうだ。

なるほど。

ってことで僕も茹でたホクホクのジャガイモを食べてみた。

う、うまい！！

北海道のホクホクのジャガイモ最高だ。

それを聞いた父さんは「そうかそうかぁ。」と嬉しそうだ。

うん、美味いよ。

やっぱ美味しい。

ジャガイモにバターは。

今日は一日雨。しかも風も強くまた台風みたいな天気。

そーいえば最近まったくウニ漁してないな。

毎日波が高くて漁が出来ないみたいだ。

途中雷鳴ってテレビが一瞬映らなくなった。

このバイト終わったら利尻富士登ろうと思っているんだけど、まじで晴れてほしいな。

仕事が終わりこのバイトを紹介してくれたKさんに出会ったあの「麗峰湧水」に水汲みに行く。

この僕がお世話になっているこの家でももちろん飲み水はすべてそこの湧水。

何日に１回大量のペットボトルに水を汲みに行くんだけど、正直重いし時間外労働だし他の人が聞いたらとてもめんどくさい仕事に思われるかもだけど、実は僕はこの水汲みが好きだったりする。

このときだけバイトの池さんと腹わっていろんなことをいつも話すのだ。

なかなかやっぱりいつも周りには誰かしらいる生活だから、話したいことも話せない 。まぁもちろん仕事中だから無駄話はほとんどしないが。

周りはほとんど歳の差４０以上のじーちゃん、ばーちゃん。

もちろんここの人は前も言ったがみんな面白いのだが、たまには僕だって歳の近い若人と話したくなる。

だから僕はこの水汲みが好きだ。

帰る途中、うちらより先に帰ったバイト仲間の寺さんに久々に電話をしてみる。

「もしもし。」

「あっ、もしもし寺さん！？元気ですか！？」

「ああ、元気元気〜。どうしたの〜。　キャハハ〜！！」なにやら周りは騒がしい様子。

「いや、なにしてるんかなーと思って。」

「今！？今は飲んでるよ〜。　キャハハ〜！！」どうやら女がいる模様。

「うちら明日でついに終わりなんですよ。」

「へ〜そーなんだ。　おい、オレの酒飲むなよ！！　キャハハ〜！！あっゴメン、ゴメン。」どーやら楽しそうだ。

「・・・なんか凄く楽しそうですね！？」

「えぇ〜！？そんなことないよ〜。」なんだか酔ってるのか語尾を伸ばすのが妙に勘にさわる。

「・・・もしかして合コンってやつですか！？」

「えぇ〜！？うーん、いやいや〜。ってか電池切れそうだ〜。切っていい〜？」

「・・・嫌です。」

僕はそのまま電話を切らずに話し続けた。

そして数分後多分電池が切れて電話も切れた。

その瞬間池さんとハイタッチ。

ざまーみろ。これで番号交換できまい。ふふふ・・・。

寺さんのあの電池が切れた瞬間の顔を想像しただけで笑ってしまう。

相変らずのいじられキャラだ。寺さん最高だ。

さてそんなかんじで今日も無事終わり。

明日はついにバイト最終日。

長かったバイト生活。最初何度もこんなはずじゃなかったと嫌になったこともあった。

しかしそんなことを忘れさせてくれる仲間がいた。

いい経験ができた。

最後まで気を抜かず頑張るぜよ！！

そしてなによりも楽しみだ。

終わった後の飲みが・・・。

いやっほう！！