DIARY

DIARY

前の日          2009年11月10日(火)           次の日

天気体調気分出費
 晴れ   普通   最高   \1000(夜の分は覚えてない) 
出発地終着地走行距離走行距離(合計)
 道の駅かつら   友人宅   168km  21703km 

209日目・茨城→栃木 〜47番目の県〜

相棒の背中に雨が落ちてくる音で目が覚めた。

あれ!?今日って雨だったっけ!?と寝ぼけながらに考える。

また30分くらいボーっとして、外に出ると少しづつ青空が出はじめてきた。

やっぱり明日は天気悪くなるらしいが、今日は晴れみたいだ。

ちゃっちゃと用意して、まず今日向かうのが竜神峡だ。なんだか大きなつり橋があるらしい。

じゃあさっそく行ってみよう。




県道21を走っているときに突如目の前に現れたものにびっくりした!!

長い!!ってかデカイ!!

駄菓子でよく見る、そのまんまのネーミングでお馴染みの「日本一ながーいチョコ」の像(?)があった。

ただでさえあのお菓子は長いが、このオブジェは(?)はめっちゃくちゃデカくて長い!!

電信柱や電線の倍以上の高さだ!!

もちろんこれはただのオブジェ(?)だが、これが本物のチョコだったらな。って思う。

もちろんあり得ないが、なにかの企画で作って欲しいぞ。そしたら「日本一」じゃなく「世界一」になってギネスに登録される。ってか世界一の称号でも足りないと思う。「宇宙一」か!?

でけー

竜神峡につく手前に「Coco!」というコンビニに寄ってみる。

このコンビニ茨城に入ってからセイコマと同じくらいよく見かけるのだ。

興味があり店内に入ってみると、どーやらこのコンビニは手作りを売りにしているみたいだ。

お弁当やら軽食やらすぐ裏で作っている。

たいして興味わかなかったんでコーヒーだけ買ってでたが「爆弾おにぎり」ってやつは食べてみればよかったかなと少し後悔した。

Coco!

そしてついた竜神峡。わざわざこのあいだの日曜日は袋田の滝同様、混んでると予想して平日の今日にして来てみたが、それでも結構人いるぞ!!

第一無料駐車場はもう満杯で、僕は第二無料駐車場に入れたんだが、第二も危なく満車になるとこだった。

この竜神峡には竜神大吊橋というのがある。ちなみに長さが375メートルで、歩行者専用としては日本一らしい。

下にダムがあり、そのダムの湖面からの高さは約100メートルもある。

竜神大吊橋

とりあえず下に行ける階段があったのでそっちに行ってみる。

なかなか急な階段だった。しかもやっぱ暑いなー。北から降りてきた僕には耐えがたい暑さだ。

だけど真下から見る竜神大吊橋はなかなかの迫力。

上から見下ろすだけでなく、下から見ても高さっていうのはよく分かるものだ。

下から

そして今度は300円払って、橋を渡ってみる。

高所恐怖症の僕としてはなかなかテンション上がる高さだ。

しかもけっこう人もいて、こんな立派な橋なのに、揺れる揺れる。

橋の端はかなり揺れているのか「ガンガン!!」とぶつかる音がするのだ。

ダム

すると高いとこにはよくある床ってか地面が強化ガラスになっているとこがあった。

これって絶対大丈夫だって分かっていてもけっこう恐いもの。

だけどなんだろう。恐いもの見たさというか、どーしてもやってみたくなる性格。

けどいざその上に乗ってしまえば以外に慣れてしまう。

高い

しかし慣れとは恐いものだ。

上の写真を見ても分かる通り、強化ガラスが反射してうすーく鏡みたくなっているのだ。

これに気付いた僕はそこからずっと待機。




なぜかって!?







それはスカートをはいた女子高生を待っているのだ。







早く来いっ!!







しかし来るのは・・・。




じーちゃん。




ばーちゃん。




ばーちゃん。




じーちゃん。




おっさん。




おばさん。




おっさん。




犬。







・・・。







全然スカートこねー・・・。







女子高生っていうか、若いといえるような子は僕以外ほんといなかった!!




すると前から、見た目はどーみてもオーバー50のめっちゃ若づくりして、なんとミニスカートはいたド派手なおばちゃんが歩いてきた。いや、闊歩してきた。

それを見て僕は「こっち来るな!!」と強く願った。

そしてそのおばさんが強化ガラスの前に立ちはだかった。た、頼むからガラスには乗らないでくれ!!

もうドキドキもんである。この上に乗る前よりドキドキした。




そして残念ながら次の瞬間おばちゃんは果敢にもガラスに乗りやがった・・・。

そのおばちゃんがガラスに一歩踏み入れたと同時に、もちろん僕はそのガラスを降りた・・・。

だけどもちろん見るつもりはなかったんだけど、一瞬だけチラッと見えてしまったような気がした・・・。。

もちろんホントに見るつもりはなかった!!不可抗力ってやつだ!!




でもなんでだろう・・・。




あれほど心待ちにしていたパンチラ・・・。

ようやく見れたパンチラ・・・。







ちょっぴり、切ない気持ちになった・・・。




その後わりかし近くにある花貫渓谷に行ってみる。

ここはこのあいだ茨城県庁に行ったときに、ポスターがあって紅葉のこの時期とても綺麗だったのだ。

けどその花貫渓谷に行く途中に下滝というのがあったので寄ってみる。

最初この駐車場は誰もいなかったので滝を見た後にここでお湯沸かしてカップラーメン食べようと思っていたが、なぜか僕が食料箱からカップラーメンを取り出した瞬間、続々と車が入ってくる。

そしてあっという間に満車になり、駐車場の空き待ちの車がでるくらい。

そんななか優雅にカップラーメンなんか食ってられないので、慌てて駐車場をでる。

タイミング悪すぎである。

下滝

花貫渓谷はこの時期紅葉シーズンだからか車が入ってこれないようになっている。

だからその前に有料駐車場があったんだけど、ちょっと離れたところに停められるスペースがあったのでそこに停めて歩くことに。

ここには吊橋があるのだが、その吊橋の周りが綺麗に紅葉していて、とても素晴らしい景観を作っている。

ただ県庁でみたポスターほど色は濃くなかった。あれは少しいじってるんだろう。

だけど同じくポスター見たのか、ここも相変わらずの賑わい。

人を入れずに写真を撮るなんて不可能だ。

けどさっきの竜神大吊橋もだが、橋は下から見るほうがなんだがよく見えてしまう。

人がいっぱいいるのはいただけないが、なかなかの紅葉スポットだった。

吊橋 吊橋下から

さてこのあとはこのあいだ行くのをやめてから、凄く楽しみにしていた日本三名瀑の袋田の滝に行ってみる。

その行く途中に、なんだかやたらとかかしが道路沿いにいっぱいあった。

かかしも首元には「サカイ」という文字が。

かかしに名前がついてるのか!?

そしてヒゲ雑である。

サカイ サカイ

そしたら里美ふれあい館という場所でかかし祭りをやっているみたいだ。

だから沿道はかかしだらけだったんか。

けどこのかかし祭りはとてもかかしには見えないくらい立派なものもあり、かといってどー見ても手抜きなんじゃないかと言いたいものも色々あった。

いろんな学校やら地域やらで作って出品しているみたいだが、結構かぶってしまっているかかしもある。

人気どころは、ドラえもん、イチロー、イモト、鳩山首相といったところか。

やはりこーいうのを見るとドラえもんというのはいつの時代も大人気のキャラクターなんだなーと思う。

立派 うーん

そして袋田の滝についたが、ここでも無事お金をかけずに相棒を停めることが出来た。

ってかここもやっぱすごい人!!僕が言うことじゃないがみんなしっかり仕事しているんだろうか!?

日本は大丈夫か!?




そして袋田の滝をついに見ることが出来たのだが・・・。

なんだろう・・・。正直そんないい滝には思えなかった。

たしかに大きいし幅も広いし、綺麗なんだけど、同じく日本三名瀑の那智の滝が微妙だったからか、この袋田の滝に期待しすぎたのがよくなかったからか、なんていうか「え!?」ってかんじだった。

でもやはり何度も言うが水量なんだろう。

ここまで大きくて期待しすぎたからか、このたいした迫力もない水量にはがっかりだった。

やはり滝というのは水が「落ちて」欲しい。この滝は「落ちる」というか「流れる」といったかんじだった。

もうこうなったら、久しく見ていない我が栃木県にある三名瀑最後の華厳の滝に期待したい。

袋田の滝

滝から相棒が停めてある場所まで戻るとき一番混雑していた道沿いで記念写真を撮る団体がいた。

バスとか車とかバンバン走っているのにおかまいなし。

しかもかなりの人数なのか、僕がいったとき、「はい、次三班ならんでー!!」と言っていた。もうおっさん、おばさんはなんでもありだ。

記念写真

そしてR461を西に走る。

その途中であるもの。茨城県と栃木県の県境だ。

そうついに我が栃木県に戻ってきた。

一度は戻ったが、旅を始めてから46の都道府県をしっかり見てきた。もう気分は凱旋帰国。

徐々に県境が近づいてくるのと比例して僕の心臓はドキドキ!!




そしてついに相棒とともに我が故郷栃木に入った!!

栃木に入った瞬間は少し胸が熱くなってしまった。正直少し感動してしまったのだ。

今まで新しい県に入るときはどこも叫んでいたのだが、この栃木に入ったときが今までで一番大きな声で叫んでしまった。







帰ってきたぞー!!いやっほう!!







栃木

そして道の駅で一度温泉に入ったあと、僕は宇都宮に向かう。

この街に僕の幼稚園からの友達のZAWAGEという男が住んでいるのだ。

宇都宮に入ると知っている道がたくさん。やはり自然とテンションも上がる。

久々にZAWAGEに会ってもやはりテンションがあがる。

そしてこのままのテンションでさっそく飲みに行こうと思ったのだが待機命令がでた。

お腹減ったし早く行こうと思ったが僕はおとなしく待機することに。




するととなりでZAWAGEが電話をしている。

「だからお茶わんのほうに曲がって。お箸のほうに行かないでね。」

「マックお茶碗のほうにあったでしょ。」

「その先にある信号を右に曲がって、あっ、お箸ほうね。」

「お茶碗のほうにココス見えてきた!?」




・・・。







何歳児と話してんだ・・・!?







逆にそれ分かりづらくないか・・・!?







そして30分後「右、左」がいまだに分からない馬鹿が、いや、男が現れた。

その馬鹿・・・もとい、男はこの日記にも数回現れた鳥取で救援物資を送ってくれて肩幅が無駄に広い、そしてドMでホモ疑惑が拭い去れない男ミッチーだ。

奴は僕がこの栃木に入って宇都宮でZAWAGEと飲むという話を聞いて、僕が地元に帰るのを待てずにわざわざ宇都宮まできたんだ。ってどんだけホモなんだ。




そして雨の中宇都宮の居酒屋横町に行く。ここは2度目。でもここの雰囲気はとても好きだったりする。

敷地内に何件も小さなカウンターだけの色々なお店が軒並み連ねている。

横町

そして一軒のZAWAGEの馴染の店に行った。

こんときの最初のビールの一口目はものすごく美味しかったなー!!




そのあと何軒はしごしたんだろう。何杯飲んだんだろう。いくら使ったんだろう。

まったく覚えちゃいない。




ただ唯一覚えていることは、この栃木で飲む酒。

そして最高に楽しい仲間と飲む酒。

美味しすぎるだろう。




いつも一人で酒を飲んでいる。たまに飲みにいったこともあった。

でもやはりこーいった気心しれた仲間と飲む酒に勝てるものはない。




なんていうか最高にいい気分です。はい。

ぎねす